テスラ、日本で売れるか?
テスラモーターのイーロン・マスク社長が来日し、『モデルS』の納車セレモニーを行った。日本ではあまり「売れている」という実感の無いモデルSながら、アメリカ市場を見ると絶好調である。8月の販売台数1200台! 今年になってから1万200台も売っているのだった。
こう書くと「リーフより売れてるんじゃないの?」と思うかもしれない。どっこいリーフは作れるだけ売れていて、8月も3186台売った。対前年比34%増と素晴らしい成績。アメリカで売れている電気自動車の半分がリーフでございます。初代プリウスより良いペース。
おっとテスラでしたね。納車セレモニーの後、納車待ちのヒトや見込み客を招いて日本上陸パーティを行ったのだけれど、けっこう盛況! テスラに興味のあるお金持ちがこんなに居るということに驚いた。日本で売れるかどうかは、信頼関係を築けるかどうかで決まると思う。
少なくとも私は現時点じゃ太鼓判を押せない。例えば搭載している電池の本数も公表していない。買ったユーザーがバラしたら解ることになのに、なんで隠しているのか理解出来ません。こういう姿勢だと、トラブル発生したときもノラクラ逃げられちゃうんじゃないかと考えます。
その逆がトヨタ。初期型プリウスを買った人は徹底的にフォローしている。電池だって永久保証。あまりデキが良いと言えないクルマながら、安心して乗れた。対照的なの、ホンダ。初代インサイト買って長く乗っている人は、2~3回の走行用電池有償交換を余儀なくされている。
テスラがアフターフォローをしっかりやってくれるなら、クルマは楽しいし、魅力的だし、お金持ちからすれば良いオモチャになってくれることだろう。果たして日本で売れるだろうか? 大いに楽しみにしてます。とりあえず今年のCOTYの10ベストの1台に入れようと思う。
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