トヨタ、最高レベルの運転支援システム「アドバンスド ドライブ」を発表

昨年レジェンドが自動運転レベル3の認可を取ったという情報流れた直後、トヨタもレクサスLSに高いレベルの自動運転を導入するというウワサとなった。当然ながらトヨタもレベル3を実現するのか、と思われていた次第。けれどLSにレベル3は追加されず。その後、LSだけでなく新型MIRAIに高度な自動運転を導入するという話になった。ということで本日発表です。

内容はタイトルの通り「最高レベルの運転支援システム」。つまり運転の主体がクルマになるレベル3じゃなく、運転者に全責任を負担させるレベル2。大ざっぱな内容としては、スカイラインに搭載された高速道路の巡航時にハンズフリーが可能な『プロパイロット2』と、渋滞時にハンズフリー出来るレヴィーグの『アイサイトX』の良いところ取りだと思えばいい。

すなわち渋滞から高速巡航までハンズフリーが可能ということ。もちろん日産やスバルと同じくハンドルに軽く触っておけばウインカーを操作するだけで進路変更してくれる機能も付く。レベル3を実現しようとすれば、2重のセンサーやハンドル/ブレーキ系など2重にしなければならないけれど、レベル2であればリーズナブル。実際、標準車の50万円高に収まってます。

気になるのがソフト。ゲーム機などで技術を磨いたエヌビディアのシステムを使っており、日産やスバル、ホンダと違うアプローチをしている。加えてドライバーの補助という位置づけになっており、事故や危険な状況を可能な限り穏やかに回避させようとしているような。試乗してみないと他社との違いは不明。近々チャンスがあるだろうからじっくり試してみたい。

センサーには高価ながら高い性能を持つライダー(走査型レーザー測距装置)とレーダー、カメラ(通常と遠方用の2タイプ)などを使っており、レベル3に準じた危険探知性能を持たせている。当然ながら自動ブレーキ性能や、歩行者検知能力なども圧倒的に優れている。さらに最新世代のAIも実装。目が良くて経験豊富なナビを乗せてドライブするイメージか?

 

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