トヨタとNTT、ADAS技術を構築。国がすすめているITS構想はコッパ微塵に! 素晴らしい

今や赤信号や一時停止標識を認識しての減速制御は可能ながら、ITSが足を引っ張ってきた。ITSとは『Intelligent Transport Systems』(高度道路交通システム)の略で国交省のサイトを見ると「最先端のエレクトロニクス技術を用いて人と道路と車両とを一体のシステムとして構築することにより、安全運転の支援、公共交通機関の利便性向上、物流事業の高度化等を図るもの」とある。

簡単に言えば信号などにビーコンを付け、そいつをクルマがキャッチし信号を判断。ブレーキを掛けるというもの。信号機にカメラやビーコンなど設置することになるため、膨大なインフラ構築コストが掛かる。当然ながら管理団体も必要。役人からすれば天下り先を山ほど作れる素晴らしいシステムである。これを構築したいため、クルマのセンサーで信号を判定することを禁止してきた。

赤信号や一時停止標識で減速したりブレーキ制御を掛けてやれば悲惨な事故を大幅に減らすことが出来るのだけれど、ITSを普及させたいせいでストップを掛けられている。そんな中、トヨタとNTTが安全や安心、スムースな交通を目指す通信基盤を構築するという。やってることはITSと全く同じ。最初に情報を見た時はITSの発展系かと思ったら、国交省の文字が一つも入っていない。

「とっとと民間でやりますね!」ということなんだろう。携帯電話の電波を使えば様々なことが出来ると思う。夜間や荒天時でも車両の近所に携帯の電波をキャッチしたら、適切な対応を取れる。高速移動している物体と前方の交差点で出くわしそうになったら減速出来る。車両からの情報を送ることで、雪が降って滑り易い場所も特定出来る。もう可能性しかありません。

これらの安全支援、ITSじゃ全く対応出来ない。遅々として進まないし。トヨタとNTTのプロジェクトは早くも2028年頃から具体的な動きが出てくるという。現時点でどういった内容になるか不明ながら、国から潰されなければ安全に大きく貢献することになるだろう。なんせITSが全ての新しい安全技術の足を引っ張ってきてましたから。NTTの通信技術、世界TOPクラスのため期待していい。

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