トラックの自動ブレーキ、ダイハツが酷いと言ってるのとケタ違いに使いモノにならなかった~

トラックの自動ブレーキ比較試験が行われた。ターゲットがどういった内容なのか明確じゃないため条件など解らないけれど、酷いことだけよ~く解る。おそらくセンサーの性能に問題を抱えているじゃなかろうか。というかホンキで安全を確保する気があるのかな、とさえ思う。考えて欲しい。大型トラックのブレーキ、乗用車のようにコントロールして踏むことは難しいです。

止まったトラックは「おお!」と感嘆されるレベルの低さ

もちろん緊急時は「ドン!」と掛けられるものの、そんなことしたら荷崩れしちゃう。我が国は箱に潰れあっただけで定価販売出来なくなる。精密機械の部品など億単位の損害を出す。高価な競走馬を運んでいる「馬匹運送車」も急ブレーキを掛けるのにストレスある。骨でも折ったらこれまた億単位の損失だ。従って高性能センサー使い、乗用車よりマイルドな減速Gの立ち上げが重要。

そもそも速度が”天文学的”に遅い!

されど試験動画を見てると、判断が決定的に遅い! 大型トラックの場合、もっと手前から減速を開始すべきだ。なぜセンサー性能悪いと思うのか? あきれたのがいすゞのTVコマーシャル。イマドキ、遮蔽無しの簡単な状況で出てくる歩行者に対する自動ブレーキ自慢である。ボルボが2010年にXC60で初めて市販車に搭載した自動ブレーキから1歩も進化していない。

TVで自慢するなら上の動画くらいの性能を見せて欲しい。トラック業界には私みたいな嫌われモノがいないらしく、忖度忖度忖度なんだろう。ただダメダメ自動ブレーキで痛い目に合うのは国民です。トラック業界にも「嫌われてもイイから言いたいことを言う」人が出て欲しい。じゃないと乗用車から10年遅れの自動ブレーキ性能は、いつまで経っても追いつかないです。

乗用車の自動ブレーキですら遠慮会釈無くダメ出ししてるのはサポーターを始め皆さんに支えられてる私くらいだから、トラック業界じゃ無理か? TVや大手メディアなど立ち上がってくれないだろうか。とにかくトラックの自動ブレーキシステムは、停止性能と荷崩れ防止性能の両立が必要。ブレーキを掛け始める距離や、減速Gの立ち上げ方など、乗用車と全く違う考え方が必要だと思う。

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