ネットやSNSを見ると「嫌いな自動車メーカー」というのが出てくる。クルマ好きからすれば不思議です

ネットでホンダと日産の協業開始について記事が溢れているけれど、コメントやSNSを見てると「あれれ?」。けっこうな頻度で「嫌いなメーカーと協業して欲しくない」という意味合いの書き込みに出会う。私の認識として「クルマ好きには嫌いなメーカーって存在しないんじゃないのか?」。こう書くと「あんただって嫌いなメーカーがあるでしょ!」か?

100万回書いてきている通り私には「嫌いなメーカー」という概念がない。クルマなら何でも好きだ。日産やマツダや日産やスズキに厳しく当たるけれど、メーカーに厳しいんじゃない。よ~く読んで頂ければ解る通り、駄目な内容やデザイン、コンセプトのクルマを作った人に厳しい。ホンダは私のクルマ好きの原点だし、日産も大好物! スズキのバイクは何台も乗り継いだ。

むしろメーカーが好きすぎて足を引っ張る人を許せなくなってしまう。私と険悪な関係になっているメーカーは、基本的にじり貧路線を進んでいるかと。おっと! 話が横道にそれた。どうやら最近は「クルマ好き。でも嫌いなメーカーだってある」も普通に存在するようなのだ。トヨタ嫌いの人はトヨタのタクシーに乗ると腹が立つ、ということなんだろうか?

クルマ嫌い世代とは?

この流れ、私はクルマ嫌い世代(現在40歳代に多い)特有の反応だと思っている。この世代、基本的にクルマは必要悪なので嫌い&否定。されど社会的な貢献をしたり自分の好みに限っては容認するということなんだろう。加えてこの世代、SNSやネットのコメトでネガティブな反応を見せるケースが多い。クルマ関連の場合、嫌いという原点からの書き込みはスルーでいいと思う。

自動車メーカーは生き残りのため世界の強豪や新興メーカーと本格的な戦いをしなければならない。液晶や半導体、携帯端末と同じく、負けたら撤退を意味します。今のところ日本勢はトヨタグループしか残れないような気がする。というか、世界と戦うべく動き&準備しているトヨタに、トヨタ以外のメーカーは勝てないということ。一秒でも早く改革を始めて欲しいと切に思う。

追記・コメント欄の「オタクとマニアは違う」に納得させられました。

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8 Responses to “ネットやSNSを見ると「嫌いな自動車メーカー」というのが出てくる。クルマ好きからすれば不思議です”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    うーん。考えさせられるテーマです。若い頃は、無難なクルマを量産していたトヨタは嫌いだったし、ヤンキー御用達の日産も好きではなかった。

    逆に今は、トヨタ大好きだし、大好きだったホンダにはガッカリしかありません。

    ただなんていうのかな、オタクとマニアは違うと思っています。

    オタクは、自分の基準が絶対で、意に沿わないと全否定しますよね。〇〇大好き、それ以外はクソみたいな。

    マニアは、クルマならクルマ全般が好き。だからメーカーでもクルマでも好き嫌いはあるけど、特定して全否定はしない。というかクルマが好きだから、全否定なんか絶対できない。

    また好き勝手にオタクだマニアだと言っておりますが、自分はマニアでありたいと思っております。はい。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    うーん、免許を持っていない頃は(笑、ホンダが好きでした。トヨタはあんまりという感じ。
    その時ホンダは、シビックのEG6とかインテグラやCR-Vで若い人にガッチリ支持されてました。
    トヨタはレビン・トレノがAE101で重くなって、いまいちだとか勝手に思ってました。
    モータースポーツで自動車各メーカーそろい踏みになると、どこのメーカーを応援しているかでいろいろ話したことを覚えています。いまも車好きの人はその延長線上にあるのかも。
    いまは嫌いな(車買うとき選ばないかなくらいのレベル)メーカーの理由を聞くとデザインの話が先に来ますね。マツダは支持者が多いです。好きというよりデザインがいいということで乗っている人が多いです。もちろんCXシリーズ。むかしデザイン等無難だからという理由でトヨタ車を選ぶような感じでホンダ車/ステップワゴンを買った人はいます。
    ステップワゴンは無表情なデザインなので、なるほどなあという感じです。昔のホンダ車好きとしてはデザイン頑張って~と思います(汗

  3. ひめ太郎 より:

    国沢さんが以前、ヴォクシーの後方視界の良さに対しマツダ3の後方視界の悪さを挙げた時は、やはりマツダが嫌いなのか…いやマツダ好きとして発破かけたのか…たんに愛車を愛でたのか…どうなんだろと少し悩みました。
    冗談は置いといて、自称車好きの私の場合、例えば許せない悪行を働いたメーカーが在ったらそのメーカーを嫌いになる事はありえるなと。そのメーカーの車すべてを嫌いになるかと言えばNOですね。車好きにとって嫌いな車ってなんでしょうね…

  4. ぽんこつ より:

    自分は車は好きでも人が嫌いなパターンです。
    ディーラーの対応などで嫌いになられた方もいると思います。
    パジェロ全盛期に三菱にデリカを嫁と見に行った時に
    それはもう、ひどい対応をされました。
    絶対三菱で車は買わないと思ったものです。
    今ではルークスに乗ってたりしますので何とも言えませんが。
    人を憎んで、車憎まずですね。

  5. テリー より:

    メーカーに好き嫌いがあってもいいですが、
    もはや自動車の日本市場はEV化をきっかけとして、
    中国や韓国など今まで日本で相手にもされていなかった国のメーカーにシェアを奪われる時代がきているのでは。

    >「嫌いなメーカーと協業して欲しくない」

    というのはまだそれがわかっていないのだと思う。

    価格競争力がないと世界市場だけでなく日本市場でも戦えない。中国に負ける。という時代はもうすぐそこまで来ています。

    今、中国車というと抵抗がある人もどこかのタイミングで受け入れるときがきますよ。パソコンやスマホ、家電がそうだったように。

    日産とホンダの共同も良いですが、トヨタもいれたオール日本メーカーでバッテリー開発製造してもいいくらいなのでは。

  6. kyamaga1330 より:

    嫌いなメーカーは無いですね~ 社会人の1年生からホンダの仕事からホンダは好きでした。N360を契約する寸前に狭山の事務所から、東京の本社に移動になり購入は出来ませんでした。2年後に社員の一人がホンダシビックRSから三菱のエランサーに乗り換えるので私が引き継ぎ7年ほど12万キロ乗り、アコードを2台乗り継ぎ、荷室の広さでスバルのレガシィツーリングワゴンに落ち着きました。その後、仕事が変わり道具も積まないので軽自動車に4年ほど乗り、息子の結婚で軽自動車では4名の乗車ではきついので、トヨタのカローラツーリングに代えたばかり。まさかカローラを買う羽目になるとは思いませんでした。昔と比べステーションワゴンの選択肢が少なく残念ですね。近頃はSUVが幅をきかせワゴンは少数派なのは困ります。おそらくはこれが最後の車になりそうですね。

  7. 旧リーフ→スイスポに乗り換えた50代 より:

    最近、お師匠さんの記事の影響もあってか「N産」が
    出す車に魅力が薄く感じられてきたところ、島根県
    知事の「下請けイジメ激怒」発言で、トヨタの
    ジャイアンは会社を元気にしているのに…と感じる
    今日この頃です。

    その知事さん、これまでの発言がエキセントリックに
    なりがちな人だということと、その後の続報が
    ないので何とも分かり辛いのですが、過去お師匠
    さんが語ってきたメーカー「N産」の一部の方の
    悪弊と重なって見えるところがあります。

    公取の勧告で2年分のお金が戻っても、その会社は
    恐らく今後の取引はないはず…そんな悪しき習慣が
    今もギョウカイには残ってるのでしょうか?

  8. youcat より:

    このテーマ、国に関しても当てはまりますね。文化や歴史は尊重するし、敬意を払うけれども、為政者は反吐が出るほどキライとか。
    まぁ「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」ともいいますし、「嫌い嫌いも好きの内」ってことでひとつ(笑)

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