ハイラックス・チャンプ。高い信頼性を持つブランドが良品廉価を実現したら圧倒的に強い!
驚きました! タイで『ハイラックス・チャンプ』という車名を付け発表されたIMV 0は、昨年12月にワールドプレミアされたのだけれど、市販されるのは少し先になると思っていた。このあたり、スピード感が求められるのだろう。確かに新興国で勝負しようとしたらモタモタしちゃダメ。スターティングプライスは45万9千バーツ。ハイラックスだと54万4千バーツです。
日本円に換算すると195万円ほどになるが、現在タイバーツは4.24円と驚くほど高い! 3.5円換算なら160万円。タイは日本よりクルマの価格が高い。日本で200万円のカローラクロスで96万バーツ(約407万円)。タイ人の感覚で言えばハイラックス・チャンプは100万円スタートというイメージ。間違いなくタイで一番コストパフォーマンスの高いクルマである。
リーズナブルなクルマを、タイで最も信頼されているトヨタが出すというインパクトは日本人が考えているよりはるかに大きい。この価格に勝てる中国車や韓国車は無いだろうし、同じ価格で出したってタイ人100人中、100人がトヨタを選ぶ。高い評価を受けてるブランドがフレンドリティなプライスを付ける強さときたら、いわゆる『正射必中』そのもの。
タイに代表される東南アジアに行ったことのある人なら解る通り、毎日お祭りのように楽しい屋台文化である。ついつい行きたくなります。そこで店を出すにしても、ハイラックス・チャンプのようなクルマがあれば便利。だからこそタイ・トヨタのカタログなどを見ると、下のような屋台仕様も紹介している。4kWhくらいの電池あれば一晩営業できちゃう。
ボディサイズは最大で全長5300mm/全幅1785mm/全高1735mm。当然ながらショートボディもあります。積載重量は1トン。今のところ2000cc/2700ccのガソリンと2400ccのディーゼルターボの3タイプ。ただJMSでは下のようなコンセプトも提案されていた。日本で販売すると言われているが、ダブルキャブのニーズが多いと思う。なんかカッコ良いです!
はたまた軽自動車用の積載車なら十分使えるスペックを持つ。クレーンを付けて堤防から水上バイクを降ろすことだって出来るし、荷台の上に箱を載せてキャンピングカーとしたっていい。日本仕様はおそらくハイラックスと同じ2400ccのディーゼルターボになることだろう。タイで楽しいボディを架装して輸入してくれたら面白いクルマになると思う。
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タイ仕様だからそのままじゃ日本で売れないだろうけど安全基準をクリアしてショートボディを300万円とかで売ればハイラックス廉価版として意外と売れるんじゃないでしょうか?
現行の道交法?では無理でしょうけどタイ仕様のままでも70kmとかのリミッター掛けて市街地専用の商用車とすれば安全基準が緩くても売れるようにするとかが認められるなら新しいジャンルの商品が出てくると思います。
ミニカーとかが認められてるんだからこのくらいは認めてくれても良いんじゃないかな?