ハンズフリー走行中と思われるテスラ、12秒も走り続け事故現場に突っ込み激突!

下はテスラ・モデル3が事故で横転しているトラックに突っ込むというユーチューブである。見る限り非常に見通しは良い。動画が始まった時から、トラックの手前には運転手らしき人が立ってます。この現場にモデル3は追い越し車線をかなりの速度で走ってくる。動画始まって12秒後までそのまんまの速度と進路をキープ。12秒後にフルブレーキ開始!

明らかに止まれるようなタイミングじゃなく激突してます。同じ動画に後方からのカットもあるけれど、衝突の1秒前まで進路と速度を維持してることがよく解る。つまりドライバーはハンズフリー可能なクルーズコントロールを使い前を見ていなかった、ということになる。この事故パターン、日本でも発生した。東名道の事故現場にノーブレーキで接近し、バイク乗りが死亡している。

テスラは「前を見ないで運転していたドライバーが悪い」と主張した。現在の法律を見ると、テスラの主張は間違っていない。でも自動車業界なら絶対にテスラのような無責任なシステムを実用化しないです。人間がミスをすることを考えた上で安全を担保しなくちゃならないからだ。結果的に大切な人命を奪い、自社の製品を買ってくれた顧客だって不幸になる。

ハンズフリー走行可能なスカイラインを販売している日産の場合、常時ドライバーの目線をチェックしている室内カメラを付けている。何度か居眠りやよそ見を想定した走り方をしてみたが、全て警告出て最終的に自動運転解除になります。同じくハンズフリー可能をアピールしているBMWは、渋滞中でありなおかつ60km/hまで。そして60km/hまでなら自動ブレーキ掛かって止まる。

日産もBMWもドライバーのミスを前提でシステム構築しているため、このような事故は起きないと考える。テスラを信頼出来ない点は、世界規模でこの手の事故が起きていても未だハンズフリー走行を商品力として訴求していることにある。東名で事故を起こしたテスラも、テスラの影響担当から便利だとすすめられ手放し運転可能なオプションを全て付けたという。

高速道路で急ブレーキを掛けるようなことがあれば、すぐ後方を確認して欲しい。後続車がテスラだったなら最大限の注意を払うことをすすめておく。幸い日本ではテスラの売れ行きが伸び悩んでいる。

 

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