ビッグモーターの悪事、具体例が解ってくると「酷いね!」の連発になる可能性大

国沢はビッグモーターに甘いんじゃないかと言われる。確かに保険請求不正についちゃ甘め。なぜかといえば、利用者の不利益になっていないためだ。保険って修理業者と損保会社で話は終わる。被害者にとっての過剰修理(例えばバンパー補修でなく全交換)、悪い話じゃ無いですから。むしろ「それをやっちゃダメでしょう!」的な悪事が出てくるのはこれからだと思う。

今後出てくる話、自動車業界全体が疑われるネタばかりになる。例えばバッテリー。車検で利益を出そうとすれば消耗部品の交換が美味しい項目になります。車検時に「電圧落ちてます。もうバッテリー交換ですね」と言われたら、ほとんどの人は「交換しといてください」になるだろう。でもバッテリーの寿命なんか解らない。その時の充電状況によって数字違いますから。

3年目くらいのバッテリーなら再生充電して外観をキレイにすれば何の問題も無くピンピン使える。そいつを他のクルマに載せたって解らない(本当にダメな中古バッテリー使ってトラブルになったこともあるらしい)。修理に出したら中古の交換部品(ビッグモーターはリサイクルパーツと読んでいた)を使い、新品使ったとして請求することだって日常的にやっていたようだ。

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車検整備なんかその気になればいくらでも不正は出来る。そもそも国交省の指定工場(民間車検場などとも呼ばれる)ならナニもしなくたって車検合格になってしまう。だからこそ自動車メーカーだって車検不正が問題になるのだった。文字通り「皆さん不正しない」という信頼の法則で成り立っているシステムである。全数、陸自で車検など無理ですから。

ナンバー隠れた状態になっていたり、めちゃくちゃまぶしい側方灯が点いているようなトラックを見ると、ザル車検をやっている指定工場なんかもありそうだ。こうなるとマジメにやってる業者まで疑われることになってしまう。ちなみにビッグモーター車検は「基本車検料」の他に4万円を超える「基本コース料金」なるものをすすめられ、平均より4~5万円高い。

中古車を購入するときの諸費用だって怪しい。コーティングしてないのに「バッチリやっておきました!」と5万円取ったり、日曜日の納車だと1万1千円もする他じゃ聞いたことの無い「休日納車料金」なんか取られる。まるで筍剥ぎ状態。黙っていると好き放題抜かれるシステムを構築してます。一つ一つ実例が出てきたら、いつまで経ってもビッグモーター叩きは終わらない。

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7 Responses to “ビッグモーターの悪事、具体例が解ってくると「酷いね!」の連発になる可能性大”

  1. 蛇の道は蛇 より:

    もはや、ビックリモーターですね。消費者からすると、保険適用の損得以前に、詐欺にあった感覚です。こんな会社に下手に手心を加えると、何か美味しい思いをしているんだと、疑われます。もう既に、疑われているかもしれません。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    イエローハットでホンダライフの車検の見積もりを去年の冬お願いしたら、タイヤにヒビがあるので交換しないと車検と押せませんと言われ、ショップブランドのタイヤを計上されました。自分で見る限りでは溝の減り方のほうが気になる感じでした(そっちは何も言わないのね~と思いました)。タイヤを売る込むCMをやっているのでやっぱりそう来たか。
    相見積もりという事で、ガソリンスタンド(整備付・検査自体は陸運局に持って行く)にいったら、タイヤは大丈夫ということで、どちらでも指摘されたスラビライザーリンクを交換してもらいました。代車タダ。ガソリン値引きチケット付きでした。
    保険ではないけど、気を付けないと意外と取られているだろうなと思える体験をしました。
    しばらくは民間~より役所が近いとことに頼もうと思います。

  3. natumenatuki より:

    天邪鬼(あまのじゃく)で、かつ、陰謀論(いんぼうろん)大好きの、推理小説マニアの、私的には、何故、今なのかが、一番、気になりますね?
    裏(うら)では、何か新しい、力が、動いているような気がしてなりません。それが、単なる、杞憂(きゆう)に、すぎないかは、2年から、3年後には、判るのでしょう。

  4. さいとう より:

    3年目の車検でうちのカローラ(Hybrid)のブレーキフルード交換されましたが、これも過剰整備なんじゃね、と思ったりしました。素人には分かりません。交換されてるのかどうかも信じるしかありません。

  5. 通りすがりのもの より:

    保険会社はあくまでも示談をしたいわけですから、あんまり細かいことまで言うとなると、なかなか先に進まないと思います。

    出来れば全損にしてもらいたい被害者

    早く示談してほしい加害者

    この両側をカバーするために、折り合いをつけていく方法は、多分色々なケースがあるはず。

    これから難しい時代に入るのでないかと、仕事で保険に関わっている自分は危惧しています。

  6. 仙台市民 より:

    訳知り顔の人は
    「こんなもんだよ他もやってるよ、なんで知らないの?」
    と言いますが、これから車に乗ろうという若い方が車に乗る事に萎縮、躊躇いが生まれないか心配です。

  7. 猫まんま より:

    >「こんなもんだよ他もやってるよ、なんで知らないの?」
    はいその通りです。
    最近はあまり聞かなくなりましたがいわゆる
    【オコシ】
    事故車を直して平気で極上中古車で売る。
    ニコイチ、サンコイチは当たり前。
    昔の話ですがスカイラインR30の事故車が30万円で買えて修理代が100万円でそれを250万円で売る、こんなのあたりまえでした。
    ユ〇ーズって中古車屋は代車で全長が10cm延びたファミリアの台車が有りました。
    「大丈夫です、代車にしか使っていませんから」
    信用できる訳ないですね。
    【メーター巻き戻し】
    当たり前にやってます。しかもディーラーの中古車部門。知人が下取りに出した車がチラシの乗ってたので見に行ったら下取り時に56000kmだったメーターが36000kmになってました。
    まあそのディーラーは人が死んだような車を極上車って平気で売ってましたけど。業界では有名な悪徳業者です。
    最近はさすがに少なくなったけど売ってる中古車がすべて年間走行距離が10000kmの中古車屋とか。
    はっきり言って車業界は腐ってます。
    ビッグモーターの摘発で他の中古車屋とか販売店もかなりやばいのが出てきますよ。
    まあ新車購入しても【納車前にバンパー割れてたり天井にでかいキズが付いていても】黙って納車しますからね。はっきり言ってメーカー直営店でも信用出来ません。
    車業界に詳しい人に聞けば恐ろしくて中古車なんて買おうと思えなくなりますよ。

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