フィットにじっくり乗りました。思ったより売れないのは宣伝ヘタだから?
フィットHVに週末2日間乗ってみました。一般道から首都高、高速道路まで走った結論は「いいね!」。この1台で全てやっていける、という点で良いファミリカーだと思う。ヤリスも良いクルマだ。でも一家に一台のファミリカーとして使うなら、リアシートに代表されるキャビンスペースで少しばかり物足りない感じ。フィットであれば必要にして十分だろう。
燃費は都内で19km/L。首都高など少し速い流れが最も効率よさそうで、22~23km/Lといったイメージ。高速道路の120km/L制限区間を走ったら18km/L。メーター読み100km/Lだと20km/Lくらいだった(気温が25度程度であれば5%くらい向上するだろう)。ヤリスHVより20%くらい悪いと考えれば間違いなし。ただキャビンスペースの広さの差を考えるとリーズナブルな差だと考えます。
ハードの「あれれ?」は一つだけ。アダプティブクルコンをセットして高速道路を走行中、先行車が急減速したらユルい減速&警告しか出ないのだった。慌ててブレーキ踏まないとダメ(さらに接近したら緊急ブレーキ掛かるのかも)。新しい世代のクルマでこんな制御を取り入れているのはフィットくらいだ。なんでこんな制御になっているのか不思議。修正した方がいいと思う。
フル装備の売れ筋グレード『ホーム』で206万8千円。2代目プリウスより全ての性能で勝っている上、自動ブレーキやサイド&カーテンエアバッグなど標準装備することを考えたらリーズナブルだと思う。ナビさえ安価な社外品を付ければ、全く不満なし! 最近割高の価格設定が目立つホンダの中で、数少ない納得出来る価格だと思う。思ったより売れない理由はデザインと宣伝か?
今回乗ったのはクロススターだったが、4WDだと最低地上高が155mmしかない。普通の乗用車でしょ。こういったスペックを見るとホンダって徹底的に雪道や悪路嫌いなんだな、と思う。ヤリスクロスの如くガッツリ上げたら全然イメージ変わってくるのに。ホンダの「やっちゃえ!」度を激しく縛ってるA要件のためなんだろうか。もっと売れそうなクルマだけにもったいない!
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