プリウス、世界規模でハイラックス&ハイエースのようになった結果の盗難多発!

プリウスの盗難が目立つようになってきた。なぜか? こらもう簡単。移動コストを考えると世界で最も安価だからだ。実際、プリウスより安い移動コストの乗り物は2輪バイクだけ。どんな簡素な4輪車であってもエアコン付きという条件で考えるならプリウスの燃費にかなわない。新興国の主力になっている30型で25km/Lくらい。50型ならそれ以上走ってくれますから。

例えばカンボジアに代表される日本からの新車&中古車輸入に強い厳しい制限掛かっている新興国であっても、20や30、50型プリウスまで山ほど走っている。モンゴルなんか一昔前まで20型が4輪車の主役的なポジション。現在は30型ですね。アフリカだってプリウス増加傾向。ここまで読んで見出しの意味が理解して頂けたと思う。もはやハイラックスやハイエースです。

この2モデル、世界のどこに行っても貴重な移動手段になっている。アフリカのバスのターミナルに行くとハイエースが山ほど! 当然ながら壊れることだってあるけれど、ターミナルに隣接して終了業者が複数あり、あっという間に部品交換してくれちゃう。使われる部品、当然ながら新品じゃなく中古。日本だとまだまだ使えるハイラックスやハイエースの部品がタダ同然で入手出来る。

そんな状況にプリウスもなり始めている。コンディションの良い中古車なら2つに切って部品として輸出し、現地で繋いで走らせる。通常だと中古車を購入して輸出するものの、盗むという”仕入れ”をする輩だって少なくない。部品なら書類不要。盗難車であっても輸出出来るという寸法。加えてユーザーがセキュリティを講じる新世代ランクルなどと違い、乗っている人の防犯意識だって低い。

「盗みやすい」と言い換えてもよかろう。さらに車両価格としちゃ安いので社会問題になりにくく、メディアも騒がない。私ですらプリウスの盗難について明確に書いたことありませんから。また、バラせば部品としても高く売れる。走行用電池は多走行の国だとニーズ大きい。かといって新品を買うルート無し。日本の中古部品であれば走行距離短いためまだまだ使えるのだった。

20型プリウスの場合、触媒に白金やパラジウムをたくさん使っているため、それだけで10万円以上になるから美味しい。かくして中古車でもよしバラして部品するもよし! とにかくプリウスならどうやってもお金になる。お客は山ほどいるのだった。今後もプリウスの盗難は減らないばかりか、需要増えていくため増える。プリウスに乗っている人は古いタイプを含めご用心を!

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