ベンツもハンコック!
日本のタイヤメーカーのシェアがジワジワ落ちている。台頭してるのは韓国の『ハンコック』や台湾の『マキシス』と言った、コストパフォーマンスの高い新興勢力であります。新型BMWミニの試乗会に行って驚く! 何とクーパーSのタイヤを見たらハンコックであります!
調べてみたらベンツもハンコックを純正装着している。さすがに日本にゃ持ってきていないものの、Eクラスで初採用され高い評価を得たのだろう。ヨーロッパで販売している新型Cクラスの半分シェアを獲得しているのだから驚く。同じくヨーロッパ市場のSクラスにも採用された。
ベンツの純正装着タイヤのハードルって高い。逆に考えればベンツの純正装着タイヤに選ばれれば、全てのメーカーがハンコックに注目するということでもある。アメリカで生産されるカローラとシビック、アルティマも、日本のタイヤメーカーとのコンペに勝ってハンコックを履く。
マキシスもジワジワ増えている。もともと自転車やバイク用のタイヤで規模を拡大。やがて4輪用タイヤの技術レベルを習得し、ベーシックカー用のタイヤとして評価され始めた。コンパクトカーだけでなく、SUV用のタイヤも得意。価格の割りに性能良いと評価されている。
幸いなことにF1やWRCに代表されるトップカテゴリーのモータースポーツには出てきていないため、ブランドイメージとしちゃ高くない。でもピレリの状況を見てると、いつハンコックが名乗りを上げてもおかしくないな、と思う。日本勢は大切なスピリットを失いつつある?
ただここにきて日本勢有利な状況になってきた。韓国はウォン高で苦戦。対照的に日本勢の財政状況が好転してきてます。何とかブランドイメージを強化させたらいいと思う。少なくとも日本国内のリプレイスタイヤ市場は、海外生産のタイヤを持ってきて粘るべし!
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