ホンダ、白血球のような防御システムが動き始め、三部さんの求心力は急速に弱くなってきているようだ
日産は5年間も自動車ビジネスを知らない内田さんに舵を握られ、もはや座礁寸前。マツダも「身の丈を知らないジジイ」のおかげでラージプラットフォームに社運を掛けることになってしまった。直近の2年くらいラージが売れなければ非常に厳しい。ホンダも「市販車」を作った経験を持たない「夢見る少年が60歳になった」ような三部さんの舵取りで浅瀬に向かっている。
日産は現在進行形。マツダは舵を切ったものの、2年くらいは大きく方向転換出来ず、半分くらい「運」に頼らなければならない。ホンダも厳しいかと思われていたものの、どうやら今まで何度かホンダを救った「防御システム」が目を覚ましつつあるかもしれない。ホンダ、社長の言うことを聞く人と聞かない人がおり、そもそも社員は世の中の流れを見ており、ホンダを救おうと動く。
具体的に書くと、今のホンダは夢見る三部さんの後ろに、相談相手になっている小澤常務という「コーポレート戦略本部長」という肩書きの担当が居て、様々な戦略を立てている。三部さんが言ってることは小澤さんの発案と考えていいだろう。つまりホンダの舵取りはこの2人ということになる。日産やマツダでいえば、この2人のような人に会社を牛耳られてしまった。もちろん成功すればいい。
トヨタは株主から「経営陣が会社に損をさせたので55億円をトヨタに払え」と訴訟を起こされ、メディアは大きく取り上げている。酷い舵取りを、解っていてやってる日産経営陣よりトヨタを叩きたいらしい。そんなの司法に任せておけばよろしい。というか、株主訴訟なんて山ほどある。もっとタチの悪いやつを糾弾すればいいのに。現場の記者さん達は解っているだろうが、デスクがアンチ日本だ。
ホンダでした。以前ホンダ社員を対象にアンケートを行った。「ホンダが好きか?」という質問に対し、ほぼ全員「好き」と答えた。「社長を尊敬するか?」という質問に対しては、大半が「しない」。アンケートを取った人はタヌキだ。そうなるの、解っていたでしょうから(笑)。ホンダの社員は基本的にホンダを愛し、社長を信用していない。だから三部さんと小澤さんの社内評判は酷い。
当然ながら「このまんまじゃ終わる」と皆さん思っている。ホンダ0も、今のままだと売れないことは皆さん認識してますね。すでに社内では様々な動きが出ているようだ。特に興味深いのがホンダを変えるチカラを持っている50歳代の皆さんだ。例えばPHV無しじゃダメということだって認識している。日産やマツダだと「やるな」と言われたらやらない。でもホンダは違う動きも出る。
日頃私がホンダに対し書いているようなことはホンダ有志の方が深く認識しており、何とかしないとダメだと考えており、すでにプランBやプランCを立ち上げているということです。現時点で「どうするの?」と思うのは、カナダの完成車工場立ち上げと、リン酸鉄リチウムじゃなく全固体電池を優先していること。そしてソニーホンダ。日産との協業です。全て三部・小澤案件らしい。
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