ホンダ、突如あれほど嫌っていたLFP電池を採用した電動バイクをタイとベトナムで発表!
いやいや驚きました! 突如ホンダがLFP(リン酸鉄リチウム電池)使った電動バイクを発表した! JMSの会場で三部さんに近いホンダ関係者に2輪用電池の件について聞いた時は完全にLFPを否定していたのに。というか、ホンダ全体を見てもホンキで三元系の電池使った交換システムを推進してましたから。そんなことから2輪の電動化は負け戦になると書いてきた。
ところが、でございます。突如固定式LFPを採用した電動バイクを発表したのだった。最高出力は8.2馬力で110cc相当。航続距離122km(カタログ値)と十分なスペックだ。ちなみに現在販売している110cc相当の『CUV e:』の場合、交換式三元系リチウム電池を使っていて60km/h定地航続距離57km。価格52万8千円でお話になってない! どうしちゃったのか?
ここがホンダのホンダらしいところだったりする。ホンダの中に「三元系なんか使えねぇ!」と考えている人達がいたんだと思う。もちろん主流じゃなかったハズ。半年ほど前に『CUV e:』の試乗会に行った時はLFPを完全否定してましたから。おそらく違うチームがやっていたんだと思う。そして三元系リチウムの交換式電池はリコール出して詰んだ。
三元系リチウム使う交換式電池、けっこうな投資をして他メーカーまで巻き込んだ(といってもヤマハだけでしたね)。交換用電池ステーションなんか作ったほど。ホンダ2輪の黒歴史に残るくらいの大失敗策とされるだろう。ホンダの技術者、LFPを完全にバカにしてましたから。何度も何度も書いてきた通り、気温が高い東南アジアの電動バイクはLFPしかない。
ちなみに現時点で価格やLFPを供給するメーカーなどについてのリリースは無い。価格は競合するビンファストなど考えれば限りなく10万円に近い10万円台じゃないとお話にならないだろう。とはいえLFPを開発していた”慧眼”のチームは価格競争力まで考えていると思う。写真を見るとドライブユニットもCUV e:と全く違うので安いと考えます。
ムカシから「ホンダには困った時に出てくる狸がいる」と言われてきたけれど、はたしていかに? 価格次第じゃ勝負になると思う。
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タイはともかくベトナムは難しいんじゃないかなあ。機会を利用した市場クーデターならば。イデオロギーで暴走しだした時のベトナム人は「なんの得があってやるの?」って具合でも平気で本末転倒やり続けますから。覆水盆に返らず。
「本質的にバラバラな人達が衝動的にまとまって自己確認する病気」であって、損得じゃないんですよね。
日本人は過去を思って恋々としますが、割り切って撤退戦の準備意識した方が賢いとは思いますね。
彼ら自身が抱えてる悪癖なので裏切りは再発し、かなり疲弊します。おそらく突っ込むとドツボ。
米国が南ベトナムに突っ込んだ歴史と被ります。泥沼撤退。
メンタリティとイデオロギーの在り方が特殊です。
真面目で粘っこい、でもバラバラ。それがイデオロギーでまとまると強い。
その状態に実質負けたのが米国ですから。
要注意、要注目、な所ですね。