ホンダが、というか日本勢が世界最初に参戦したマン島TT。今年はすでに3名死亡

ホンダが最初に「世界と戦う舞台」として選んだのはイギリスの『マン島TT』。マン島という島を巡る一周60kmのコースで、もちろん公道。コーナー数200余。ニュルを3倍にしてガードレースやエスケープの類いを一切無くしたと思えばいい。凄いのはここをバイクで走ること! 最高速300km/h以上。平均速度すら200km/hを超える。動画を見れば解る通り激しく危険です。

転倒したら「運が良ければ生き残る」というイメージでいいと思う。今まで240人以上が死亡しており、マン島ウィークに入っている今年はすでに3人死亡した。日本人の感覚からすれば信じられないことながら「だからシケインを作ろう」とか「車両の性能制限を入れよう」みないなことにならない。動画を見ると、とにかく走っている人の人生観に対し「凄いね!」と思うばかり。

ちなみに第一回は1907年(明治40年)。大正時代が終わる頃から全て舗装になり、予選から道路が閉鎖になった。その前はグラベルで公道を閉鎖していなかったということです。日本人は世界レベルで見てチャレンジングな精神を持っていると思う。本田宗一郎さんによって存在が知られた後、ここで勝負したいと思う果敢な人が何人も出てきた(残念ながら3人亡くなっている)。

ホンダのWebページをぜひ御一読を!素晴らしいです

日本人はチャレンジしなくなった、と言われるけれど、本当にそう思う。宇宙ロケットだって我が国は抜群の成功率を持つ。なのに「人を乗せちゃえば?」にならない。足を引っ張る勢力や、やらない方が無難という考え方が強くなっている。マン島TTに出て死ぬくらいの覚悟を持て、とまでは思わないけれど、もう少し前向きの選択をしてもいいんじゃなかろうか。ホンダが一番アカンか?

時間あったらマン島TTの動画など御覧頂きたく。もう普通に危ない。なのに走る人が居て走る環境を作る人が居て、見る人も居る。誰も「やめろ」と言わない。スポーツだけでなくビジネスでも世界に出たらこういった人達と様々な場面で競わないとならない。改めてクラークさんの「Boys, be ambitious」を思う。私も「Oldmans, be ambitious」を考えます。ただ痛いのはイヤだな(笑)。

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