ホンダのデザイン、誰に聞いても評判悪い。いつから変わるだろうか

新生クラウンシリーズの二番手になるクラウンスポーツのデザインが大人気だ! クルマ通の多いサポーターの皆さんからも高い評価を得ている。もっといえばクラウン・クロスオーバーのデザインも徐々に理解され始めているらしく好評。ちなみにテーマカラーとしたツートンで随分イメージを悪くしたと思う。黒系のクラウン・クロスオーバー、カッコ良い。

トヨタのデザイン、本当にガラリと変わった。気になるのはチーフデザイナーが変わってクルマに反映するまでどのくらいの時間を必要とするのか、です。ホンダのデザインTOPが変わって何年後にカッコ悪いクルマが無くなるかという検証だ(笑)。トヨタのデザイン、新型車だと変わり始めたのは2022年1月のノアから。以後、シエンタやクラウン、プリウスと続く。

どう評価しても最後のFRクラウンよりカッコよい

じっくり見ると、ノア以前から少しづつ変化が見られた。20209月のカローラクロスは、すでにサイモンさんの手が一部分ながら入っていると思う。カローラクロス以外のカローラと全く違う顔つきですから。カローラツーリング、2019年8月だ。総合して考えると、2020年9月のカローラクロスが初出。サイモンさんがデザイン担当になったのは2017年11月である。 

同じカローラと思えない

2017年11月に就任し、初出は2020年9月。やっぱり3年です! デザインのTOPが変わってクルマに反映されるまで3年掛かると言うこと。ホンダが売れない大きな要因は2つ。高いこととカッコ悪いこと。高いのはクルマに対する値付けの根拠を変えればいかようにもなる。ホンダの場合、仕向地だけで利益を上げるという縛りを無くせば自由度増します。

一昔前の日本車風

問題はデザイン。先日もディーラーの営業マンがシミジミ語っていたのだけれど、やはりお客さんからかっこ悪いと言われるそうな。ヴェゼルを除き、非常に厳しい。ということで現在進行形でホンダのデザインは日本じゃアカンす。明日変わっても2026年10月まで今の厳しいデザインのクルマが出続けるということになる。変わらなければもっと続く。

当然ながらオデッセイもアコードも厳しい修行になるだろう。

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7 Responses to “ホンダのデザイン、誰に聞いても評判悪い。いつから変わるだろうか”

  1. ホンダ大好き より:

    いつもながら国沢さんのこの話題は当事者(ホンダ大好き)としてとても気になってます。

    ホンダのデザイナーは最近のトヨタなどのデザインを見て何も思わないのでしょうか?

    私が付き合っているディーラーでも、同じような話というか、販売側からみても、販売員に対するメーカーの説明会で、フィットにしろN-WGNにしろステップワゴンにしろ、なんでこんなにカッコ悪いんだ?
    一目見てユーザーにそっぽ向かれるデザインを何故採用した?と各ディーラーマン方々からメーカーに詰め寄ることが多くなったそうです。結果と言えば販売台数にもろに表れていますよね!
    その際にメーカー側はいろいろ言い訳してたとも聞きました。
    なんとかホンダに頑張ってもらいたいのですが!
    RB1オデッセイが出た時の様な衝撃のデザイン!
    ホンダファンなそんなデザインを待っていると思うのですが!
    国内販売がメーカーの売り上げ比率として小さくなってしまったのは仕方ないと思います、が是非ホンダならでは先進的なカッコ良いデザインのクルマが見たいし、ホンダファンはそれを待ってます。
    なんとかホンダデザイン暗黒の時代を抜け出してほしい。お願いします。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    クラウンとアコード、まあクラウンのほうが倍近い歴史がありますが、どちらも昔からの名前が残っているモデルです。それらが、近いタイミングでFMCをすることになりました。
    あんまり代わり映えしないアコードがいいのか、チャレンジングなクラウンがいいのか。アコードもかつてはアコード・クロスオーバーなるモデルがあったのですが。
    少なくとも新しいアコードの購入年齢層が下がるとは考えづらく(車内オーディオがgoogleなんとか、apple何とかにするとかの小手先では…)、おそらくカムリのフォロワーであることに徹するしかなかったのでしょう。
    意味ありげに感じたN-ONEの外観が変わらないFMCもN-BOXも同じ手で来ると、もはやデザイナーは仕事をしてないと感じます。

  3. 猫まんま より:

    主力のアコードやシビックがアメリカ市場で売れてるんだから変わらないんじゃないですかね?ホンダにとっては日本市場なんかオマケに過ぎないわけですし。先代アコードは発売された時に副社長だったと思いますが「20代のユーザーに乗って欲しい」とか言ってて唖然としました。ただでさえも不人気のセダンでおまけにメイドインタイで¥500万近くする車が若者に売れるわけないですが。やっぱり経営陣の感覚が明らかにずれてると思いました。
    日産が北米市場で売れてるからそのまま日本で不人気の丸っこい尻下がりのブル-バードとかレパードJフェリーとか売ってのと同じです。まあホンダのデザインがおかしかったのは今に始まったことじゃなくて昔から【ぶっさいくな丸4灯のインテグラ】とか【でかいシビックにしか見えないアコードエアロデッキ】とか今ほど目立たなっただけで結構ぶっ飛んだデザインしてましたけど。アメリカ市場でそっぽ向かれればさすがに危機感を持つと思いますが。余りも売れなくて販売中止になったCR-Vはアメリカ市場でで絶好調らしいですね。あとNシリーズが高くとも売れるんで下手に安いフィット売るよりも儲けが良いのが一番の理由ではないのかな?アメリカ市場メインで国内はオマケで軽自動車が売れればよいんでしょう。
    現在は天邪鬼なユーザーはマツダ、スズキ、スバル、三菱ですが昔は天邪鬼=ホンダでしたのでそれなりに売れてたからまだ日本市場に力入れてたのかな。今やホンダも一般化して利益さえ出ればいいのでしょう。どうせ軽自動車しか売れないし。まあ企業としては間違っていないですが。

  4. みみここ より:

    クラウンクロスオーバーのツートンカラーはめちゃくちゃかっこ悪いですね。
    あのCMのせいで売上を落としてることは確実と思います。
    今後のトヨタのためには、あのツートンを発案したデザイナーと責任者は降格させた方が良いかと思いました。
    あと、個人的にはクロスオーバーの顔とお尻のデザインが残念。

    トヨタのデザインがぶっちぎりでトップなのは明らかですね。
    他者の営業マンが気の毒になります。

  5. ホンダがんばれ より:

    良くぞ言ってくれました。
    ホンダの若い感性が好きなのですがデザイン合わなすぎて買い換える車がない。初代フリード(フロントグリルは社外Ms)とビート乗りですがこの2台の外観と内装デザインは本当に素敵です。ちょっと欧州風味で若々しい遊び心があっていつ乗っても楽しい。内装はチープな素材なのに解放感あってワクワクするのがフランス車的で良くて。2代目フリードやステップワゴン以降の内装は閉塞感がありメーターに小さい文字でゴチャゴチャして瞬時に速度がつかみにくくなっちゃったから買えない。顧客調査の分析に大きな課題あると思う。
    ステップワゴン、NBOXは冷蔵庫みたいになっちゃって移動体の躍動感がないんです。四角デザインでもジムニーシエラなんて凄くカッコ良くできているのに。NOTEの内外装なんかもオシャレで良いと思う、上半期販売台数見ると売れているのも納得。トヨタは外観はまあ良いけどシエンタなんか300万超えの最上級グレードだけ内装の質感高くして下位との差別が酷いからあざとくて買いたくない。ハリアー、クラウンは良いと思う。
    若々しくて遊び心のあるホンダデザインを待望しているが、もはや海外デザイナー入れるしかないのかな?

  6. 通りすがりん より:

    センスは世代交代しないとダメでしょうね。
    ホンダはまだまだデザインの決定権持ってる人達が古いままなんでしょう。

    車だけじゃなく、家電もそうですけど、日本メーカーはデザインは保守的。
    昔からダサいダサいと言ってきたが理解してくれるのは一部の人だけでしたが、十年、いや二十年遅れでデザインが良くなる日本。
    まずマツダが頑張り始めてトヨタが勇気出しましたね。

  7. たいぞう より:

    元ホンダファンです。
    今のホンダのデザインTOPがフィット3をデザインした人だと思うのですが、フィット3発表時のインタビューで、「今このデザインについて来れないと、今後ついて来れなくなる」なんて趣旨の認識ズレも甚だしい大口を叩いていた記憶があります。
    そして本当に誰もついて来れなくなった・・・という現状なのではないでしょうか。
    野放しにした上層部にも責任の一端があると思います。

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