ホンダの続き

昨日の続きです。ホンダが「究極の1,6リッター」を開発したとしよう。高いブースト圧を掛けたスーパーチャージャー+
ターボ仕様なら250馬力の35kgm程度のスペックを出せ、ノンターボエンジンだと3,5リッターV6に匹敵する。このエンジンでレジェンドやアコー
ド、SUVくらいは十分カバー出来るんじゃなかろうか。

ここからスーパーチャージャーを外し、一回り小型のレスポンス良いタービンにする
と、200馬力/25kgmくらいのパワーユニットと同等。これ、2,4リッターエンジン積むアコードやCR-Vといったモデルに使える。そして「素の1,6リッター」としても使うことが可能。じゃ現在の1,8リッターエンジンはどうしたらいい?

1,6リッター4気筒の3気筒だけ使い、
1,2リッター過給エンジンを作る。VWは効率の良い変速機と組み合わせることにより、1,2リッターで十分実用的な出力とドライバビリティが確保出来てます。で、2リッターエンジンの後継として使う。3気筒だって振動を押さえ込めるし、ダウンサイジング効果も素晴らしい。

120馬力
/15kgmくらいのスペックも作り、シビッククラスで使う。そして1,2リッター3気筒はターボ無しをフィット級として。さらにエントリーカー用に
800cc2気筒仕様なんか作っても面白いだろう。このくらいのことをやれば生産効率抜群に高いし、燃費だってトコトン追求出来るというもの。軽量化だって進む。

ディーゼルも1,6リッターと、そいつをベースにした3気筒の1,2リッターがあれば全てカバー出来る(ボア×ストロークが違う
ためガソリンとの共用化は難しいと思う)。というくらい思い切ったことをやらないと乱世は乗り切れないと私は考えます。スバルならコンパクトな1,4リッ
ターの水平対向だけで全てカバー可能。

4気筒や3気筒エンジンも、モーターを組み合わせることにより振動や騒音を抑えられるから高い質感
が出せる。重要なのは「徹底的に磨き込んだ渾身の1,6リッター」を作れるかどうかだ。参考までに書いておくと、優れた1,6リッターがあれば、WRCやWTCCに参加することだって容易。良いアイデアだと思いませんか?

・ECOカーアジアは「公共の急速充電機は増えない?

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6 Responses to “ホンダの続き”

  1. kine より:

    水平対向2気筒、軽規格の660ccでも良いし,800ccくらいでも良いので作って欲しいです、リアエンジン!、フロントにエンジンが無ければクラッシュエリアを広くできそうなので、思い切った軽量化!、600キロ前半で、オープンではなくクローズドボディで!。
    パワーステアリングは無くても良いかも。
    1,600ccのエンジンも開発をして欲しいです、ラリーにレースに参加をするには必要なんですから。

  2. 小林 英弘(携帯) より:

    良いアイデアだと思います。かつての名機B16Aに匹敵する素晴らしいエンジンを…と言いたい所ですが、当時と今では「良いエンジン」の意味合いが変わってますからね〜。今だと「極低回転域から高回転域まで全域で太いトルクを発生しつつ淀みなく吹け上がる上質なフィーリングと、優れた燃費性能と排ガス性能とを両立している」のが良いエンジンなのでしょう。まぁホンダなら楽勝ですね(笑)。

  3. 阪口 正輝 より:

    先生のおっしゃる通りです!!
    新エンジンの開発コストはかかりますが、IMAの1モーターHV改良・3モーターHVを開発し、元を取るよりは安くなるのは火を見るより明らかです。
    なんたって、組み合わせる過給機を変えるだけで、ベースのエンジンはほぼ同じものですから…
    新世代エンジンを開発した方が、レアアースリスクを常に伴うHVよりも懸命だと思いますが、ここにきてHV一本足打法をしてきたツケが来たような気がします。
    余談ですが、個人的には3気筒=うるさい・がさつなイメージしかないので、新世代の3気筒エンジンが進化するかに注目したいです。

  4. motocompo より:

    信号・渋滞のまったり走行の日本では、HVさらにEVが最適です。
    アクセル踏みっぱなしの欧州では、ディーゼルやダウンサイジングターボが最適です。
    前者は、遊園地のような交通状況と某国では椰揄されてます。軽自動車も前者だけの情景でしょう。

  5. G35X より:

    1.6リッターで250HP… 1気圧のブーストを掛けたとして3.2リッター相当、何とか出せそう。しかし、幾何学的圧縮比が10:1だとすると実質圧縮比は20:1。いくらF1エンジンでギンギンのターボ技術を確立したホンダでもそれは昔の話し。ガソリン冷却など以ての外。新技術は何だろう? 直噴と点火を圧縮行程上死点到着後にするか...それでは思うようにパワーが出せない。何れにせよ、高ブースト圧のエンジンは機械的強度も高くしなければ...重い、コストが高い...最近のターボエンジンの圧縮比は10:1以上とかなり高い。フォードや現代のようにレギュラーでOKとは何か矛盾している。どんな技術を使っているのだろう? ここまで来るとディーゼルエンジンがより魅力的。自動車技術に興味ある者にとって面白い時代となりました。   

  6. さね より:

    ecoカーの方ではBMWが1500の3気筒直噴ターボとか… ホンダが物凄い1・6エンジンを作るかはわかりませんが、この辺りの排気量は近い将来すべて3発になるのが先生の予想かぁ。マツダは3発やらないとかなんとか? 方法はモーター使うでも内燃機関エンジンの効率をあげるでもいいですが、結果がすべてでしょうねぇ。一般的には今のところディーゼルターボのほうが燃費いいみたいですけど、ガソリン車も一気に劇的進化!てわけにはいかないみたいだしなぁ。これからどうなるのかサッパリわかりませんが、車体もエンジンも小さく(軽く)していかないといけないのは確かですよね。それを考えると軽自動車の優れた技術を今の規格にしとくのはもったいないよーな…。

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