ホンダを褒めたい、と書いたらOBなど関係者から「もっと厳しく指摘して欲しい」と激励されました

ホンダという会社、OBは現役に干渉出来ない。本田宗一郎さんが始めたことなのだけれど、良い意味での「宗一郎イズム」は消えつつある中、この点だけ守っている。したがってホンダを卒業した皆さんは、今のホンダについて苦言あってもいかんともしがたいのだった。「OB口出ししない!」ってメリットもあるけれど、脱線したら修正出来なくなる側面を持つ。

トヨタでいえば初代プリウスのCEだった79歳の内山田さんが今でも豊田会長すら一目置くシニアアドバイザーとして活躍しているし(現役の皆さんの評価はとっても高い)、佐藤さんだって先輩方がたくさんいる。その上で「顧客第一主義」という揺るがない方針あるから強い。トヨタのマルチパスウェイは顧客のニーズから来ているため、メディアが騒いでも気にしない。

ホンダの場合、社長の上がいないだけでなく、失敗したって「さよなら!」でオシマイになってしまう。50年前は通用したかもしれないが、ホンダと一緒に仕事しているステークホルダーからすれば「それでいいのか?」です。OBも隔靴掻痒の思いでいる。一本前の記事で「ホンダを褒めたい」と書いたら、関係者から「早い方針変換が必要」とか「もっと厳しく!」。

このまま1年過ぎたら取り返しがつかなくなる、と皆さん同じようなことを言う。現時点で軌道修正したって普通の会社だと4年。ホンダの場合、非公認のプロジェクトが動いている可能性もあるので、3年くらいすれば対応出来るかもしれない。それでも2028年まで間、相当厳しくなる。すでに2026年は想定外だった半導体不足のため綱渡りの決算になりそう。

アフィーラのプレスリリース

そして年内には三部プロジェクトの第一弾であるソニーホンダモビリティの『アフィーラ1』の納車が始まる。プロトタイプの発表は3年前のCES。納車開始は2026年春とアナウンスされた(今年のCESで納車は年内と発表)昨今の早い流れだと速度感なし! 電気自動車やADAS先進国である中国は、4年あれば2世代進化する。しかもトランプ政権下で電気自動車は逆風。

アフィーラ1が低迷したなら三部さんの手腕を再評価することになるだろうけれど、ホンダの歴代社長を見ると任期5~6。早ければ今年3月。遅くとも2027年3月のため、失策と判定されるのは卒業後。三部さんの号令で動いていたプロジェクトのため、現役も責任は取らない。ホンダ「失敗は成功の元」という宗一郎イズムがここでは残る(泣)。

何を隠そう昨日の賀詞交歓会に於けるホンダの評価はさんざんでした。最小限のダメージで済ませるようとすれば今年3月で卒業して頂くことか。

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6 Responses to “ホンダを褒めたい、と書いたらOBなど関係者から「もっと厳しく指摘して欲しい」と激励されました”

  1. 菊池 より:

    当たり前ですが、社長がダメだと 会社は傾きますね。株主さん 頑張ってください。

  2. アミーゴ5号リリボーン より:

    真面目な話、
    VアフィーラSUV登場のネット記事を見た時、フェイクニュースだと思って読み飛ばそうとしたもん。

    ただ出典がクルマ専門サイトだったので、おそるおそる読んでみると、なんと本物の記事だったではあ〜りませんか!!!

    ホンダはゼロからアフィーラと、令和のデロリアンを着々と増やしており、背筋が凍る思いがしました。

    これに輪をかけてですよ、
    もし他力本願という名のシナジーしか能のないホンダ夢追い社長が、日産・三菱と組み直すなんてコトになったら、みんな共倒れになっちゃうヨ。。。

  3. cvcc より:

    現行FIT辺りから始まったシンプル無味無臭デザインを早くやめてほしいです。
    国沢先生の好みではないかもしれませんが、先代FITの後期型や先代CR-Vや先代シビックや先代ステップワゴン後期や先代フリードや先代アコードのようなクセと外連味のあるデザインの方が個人的には好きですね。
    現行シビックもまぁイイとは思いますが、個人的には先代のクセのあるデザインの方が好きです。

  4. アクシオム より:

    三部さんは下手すると長期政権になるか、業績不振が明らかになった時点で傀儡政権のごとく子飼いの幹部を社長に据えて会長に居座りそうですね。
    三部さんの路線を修正、あるいは否定できる幹部がいるかどうか・・・
    年末にとあるクルマ関係者にお会いしましたが、その方曰く、ホンダは三部さん筆頭に銀座での豪遊を今でもしていて、その関係で昨年辞任された副社長の問題もあったとか。
    三部さんが二輪部門までどうハンドリングしているのかわかりませんが、下手をすると二輪部門から社長になる人が出るのかも。いっそこと、ホンダジェットの社長がホンダの社長をやるくらいじゃないと飛躍は難しいかも知れませんね。

  5. 富士山 より:

    「後進の邪魔しないスタンス」って徒弟制の負の面をカバーする為の知恵であって、それが魂無くして土台から腐っているなら、緊急出動して鉄拳制裁食らわせる文化があった方が職人的ではありますね。大事な物を繋ぎ止める為に。「暖簾分け」したなら別ですが。

    アフィーラは凄い象徴的で、横ズレソニー化途上の「組織が出世の道具に成り下がる」コースに入ってますよね。
    ここは「魂ある人間が腑抜けを走りながらぶん殴るタイミング」だと思います。

    もう一段階後だとかなり厳しいですよね、時期的にも状態的にも。

    「勘違いが酷いからぶん殴った」で良いんですよ。度合いが酷ければ、もはや理屈なんて。職人魂なんて気骨でしかない。熱いのぶち込んでなんぼです。

  6. 富士山 より:

    敢えて表現しますが、本田宗一郎を「銅像」にしてるのはOBの方々では、と。あれから思いました。
    本来の本田宗一郎は「パッションそのものみたいな活きた存在」だったと思います。

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