ホンダ大幅減収ながら
2011年のホンダの決算予想が出た。円高による1280億円の減収は想定していた範囲だったけれど、タイの洪水による減
収1100億円に驚く。やはりホンダにとって大きな生産拠点だったということです。まさかタイ工場で1100億円を稼いでいるとは思ってもいなかった(工場の直接的な被害の大半は保険対象)。
もっと意外だったのが、大幅な減収要因あっても2000億円の営業利益を確保出来そうだという点。
2011年の決算予想を一旦白紙にしたこともあり、相当厳しい数字になるというウワサもあっただけに明るいニュースでございました。最も悪い状況のホンダがこの程度で済んでいるとなれば、他のメーカーはイケそうだ。
もちろん大幅な減収は避けられないだろうけれど、KUREのコラムでも紹介した通り、全てが回復する2012年の見通しは非常に明るい。ただし。良いのはそれぞれ努力し、厳しい決断も行ってきた企業である。ホンダ幹部の「企業は原材料の高騰でも簡単に値上げ出来ない」という一言が全てを物語る。
民主党政権を見ると未だに何もしていない。国の財政が一段と悪くなること間違いなし。国家財政状況の悪化は、今や自動車メーカーにとって最も大きな懸念材料となってきた。国に足を引っ張られる可能性すらでてきた。とはいえ企業は賢い。日本が大混乱になっても対応できる体制を作り上げることだろう。
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ホンダは今期は四輪事業単体では厳しいようですが、
二輪事業が好調で穴埋めができるようです。
やはり良好な事業を持っていると強いですね。
トヨタも予想ではホンダと同程度の営業利益が見込めそうで、
一安心といったところでしょうか。
予断ですが現代自動車の営業利益率は10.4%だそうです。
うらやましい限りです。
いい加減、自動車業界だけに肩入れしてる政府はなんとかして欲しいものです。
家電メーカーの軒並みの赤字は物作り日本として、心が痛いばかりです。