ホンダｖｓ日産

今やホンダのライバルはトヨタだと考えられている。しかし過去を見ると、日産の方が目障りな存在だったりするから面白い。世界初の排気ガス規制であるマスキー法の時を思い出して欲しい。ホンダはＣＶＣＣという技術を使い「絶対不可能！」と言われていたマスキー法を世界に先駆けてクリアするメドを立てた。なのに世界の主流となったの、日産が開発したＯ２センサー＋３元触媒式（ＥＧＩ）。圧倒的な性能差だったため、ホンダはＣＶＣＣを止めちゃいました。１９９０年代に再び強化されたカリフォルニアの排気ガス規制も、不可能だと言われた『ＵＬＥＶ』（ロスの大気よりクリーンな排気ガスしか出さないという基準。これまた不可能と言われた）をホンダが世界トップでクリアを宣言し、ロスショーで公開。すると日産はホンダにピタリと追従。同じ時期にＵＬＥＶを発売する。そればかりかさらに上の『ＰＺＥＶ』（排気ガスを出さない電気自動車と同じ扱い）までクリアしてしまったのだ。さて、世界で最も厳しいＢＩＮ５をパスするディーゼルをホンダは２００８年に発売すると発表した。するとどうよ！　いつの間に日産も２００８年からＢＩＮ５を発売すると言ってます！　おそらくホンダのエンジニアはすぐソコまで日産が来てると思ってなかったかも。ヨーロッパでディーゼルを開発しているからだ。今やディーゼルの開発競争が一番面白いです！

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