ポケモンGOとホーンの使用
ポケモンGOの配信が始まった。数時間後、クルマで街中に出てみると、明らかにポケモンを探していると思われる人が目に付く。心配なのは子供だ。スマホの画面に集中してしまっており、前方の安全の確認すらおろそかになってしまっている。クルマの運転をしている側からすると心配していたより一段と深刻な状況かもしれない。どうすべきか?
大きな論争になりそうなのがホーンの使用である。数日前、Yahooのニュースで「スマホ片手の自転車など見たら軽くホーン鳴らしたりするくらいの安全策を取るべき」と書いたら、ホーンの使用は違法行為だという意見が出た。確かにホーンを乱用したら違法。前を歩いている歩行者をどかすために鳴らした場合「2万円以下の罰金又は科料に処する」と規定されている。
ホーンの使用については道路交通法第54条(警音器の使用等)第2項で規定されており、引用すると「危険を防止するためにやむをえない場合以外には使用してはならない」。つまり歩行者をどかすという自分の便宜のための利用は違法ながら、危険を防止するための使用であれば問題ない。スマホ片手に近づいてくる人や歩行者に対する使用は危険を防止する目的だと考えていい。
もちろんホーンを思い切り鳴らす必要など無い。軽く短い時間ホーンボタンに触れると小さい音量で鳴る。昔のドライバーは上手に出来たものだけれど、最近すっかり使わないテクニックになってしまった。人の居ない場所で小さい音量のホーンの練習などしてみたらいかがか。本当に接触の危険が避けられないと判断したら、ホーンに頼るしか無いだろう。
そして、すぐにでもドライブレコーダーの購入を考えるべきだ。歩行者が歩く速度なら接触する前に止まれるものの、自転車でポケモンを探している人は(移動速度10km/h以下はゲーム機能が稼働する?)発見してからの対応だと間に合わない。もしものことを考え、ドライブレコーダーで証拠を残しておくこと。相手側に過失あれば、刑事罰を受けないで済む。
いずれにしろこの週末は人の姿を見かけたらいつもより速度を抑えて走ることをすすめておく。
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