マツダとスズキ
今回の株価暴落で、様々な動きが出てきた。米紙の情報によると「フォードは所有しているマツダの株式の大半を売却する方向で動き始めた」という。大いにあり得る選択ながら、好機と言えない。なにしろマツダの年初来高値(今年の最高値)は672円。金曜日の終値288円。3分の1に落ちてしまっている。
参考までに書いておくと、トヨタやホンダは年初来高値の半値。どうせ売るなら、も少し待ってからにすべきだ。
もし売却するとすれば、一番可能性高いのがスズキだろう。以前も書いた通りマツダとスズキは商品ラインナップや世界展開でバッティングしていない。お互いの弱点を補えます。トヨタや日産、ホンダとの提携は無いと思う。
スズキじゃなければ中国やインド、ロシアあたりのとなるも、マツダのような技術力のあるメーカーが新興国資本になるというのは国益を損なう。日本の基本骨格が機能してないなら中国に買われる、という最悪の事態も覚悟しなくちゃならんでしょう。
クライスラーの身売り話も出ているようだ。GMと合併させておいてチャプター11(会社更生法)の申請をすれば、借金を一つにまとめられる。その他、フォードがボルボの株を手放すという話や、ルノーの大幅な人員削減などのニュースも飛び交う。いずれにしろそう遠くない将来、自動車業界に大きな動きが出てくると思う。
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マツダ株はデンソーが手に入れそうですね。愛知在住のマツダユーザーとしては複雑な気持ちですが、マツダもトヨタ色が強くならないことを望みます。
デンソー、住友商事、SMBCあたりがフォードから買い受ける可能性は高いと思います。
後、マツダ自身が10%あたり買い受けるんじゃないかと思います。スズキとかのラインは、どうでしょう。フォードが望まないと思いますが。