マツダ株の行方
日経Webが伝えるところによれば「フォードが手放すマツダの株式をデンソーで引き受ける方向」。これまでの売却パターンからすれば「一社で引き受けるだろう」だった。けれど冷静になって考えてみると、1社である必要性はない。ここまで株価低ければ取引先の企業がマツダの株式を買っても不思議じゃありません。
流れ飛ぶ情報によればマツダの株式の1%未満になるそうな。1%なら40億円。参考までに書いておくと、フォード所有のマツダの株式は33%(1300億円)。10%程度をスズキなど自動車メーカーが引き受け(マツダの自社株買いも選択肢)、10%程度をデンソーなどの自動車関連企業で引き受けるとすれば(13%程度は引き続きフォードで持つ)無事完了だ。
マツダに部品を納入しているメーカーにしても、中国やインドの企業がマツダの大株主になることは歓迎しにくい。加えて1%程度の取得なら、メーカーとの距離も確保出来る(あまりベッタリになると、他のメーカーとの付き合いが上手くいかなくなる)。フォードが手放すマツダの株式は、ソフトランディングする可能性大きくなってきました。
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今朝の地元新聞(中国新聞)の一面に掲載されていましたが、損保5社とデンソーに、各1%未満で、購入を打診、検討にはいると書いていました。
確かに、デンソーは、購入せざるをえないでしょうね。
ハーネス、PC、エアコンを納入している関係で。
ただ、マツダ自身、デンソーのPCを不満をもっており、自社製に切り替えたいと思っているので、少しでも恩義を売っておきたいところだと思います。
トヨタより、何度話をしても、良い物を作ってこないから、いずれは自社製に切り変えたいと話をきいています。
(アイシンは、トヨタに納めるCVTと同じ物、プログラムを納品してくれるといっておりました)
損保5社は、ディーラーでの関係強化のためとありました。
また、新聞によると、パーツメーカーに約20社に打診。
最終的に20パーにならないときは、残りをマツダが買い取るとあります。
フォードの車は、今マツダが開発をすすめている関係で、フォードも下手な事はしないと思います。
マツダとの関係をご破算にしたら、フォードの再建もあり得ないと思うので。
友人の広報の者と話していて、
憶測で、スズキとか、日産とか、トヨタに株を買い取ってもらうという話は、ほんと勘弁してほしいと言っていました。