モリゾウさん、鈴木修さんをラリーカーの助手席に乗せたら「あんたこんなバカなことすぐ止めなさい!」と言われたらしい(大笑)

すでに知らない読者諸兄はいないと思うけれど、モリゾウさんって皆さんイメージするより二回りくらいマッドなクルマ好きである。で、クルマ好きの中にもたくさんの種別あります。鉄道好きだと「乗り鉄」とか「撮り鉄」などと言われる明確に分けられる。クルマも同じ。鉄道に無い「高いクルマを買いまくる人」や「競技を見るのが大好き!」みたいなジャンルもあったりして。

モウゾウさんのジャンルは「走らせること」。自分で走らせることも、人の走りを見ることも大好きだ、と思う。まずは上の動画を見て頂きたい。WRCベルギーの直角インカットコーナーである。私ら見ていたら突然ヘリコプターでモリゾウさんが飛んできた。一緒に見ましょう、ということになり、モリゾウさんに「インカットの評価を見てみてください」と振ってみた。

そいつが上の様子。シンプルに楽しいです。動画を撮って編集した川口君はさすがに他のチームのヒョウロンをカットしているけれど、トヨタ車以上にペーソスがあり腹を抱えて笑った。ノーカット版をぜひ見たいモノだ。モリゾウさんといえば先日雑談中、自分の運転でたくさんの”VIP”をラリーカーの横に載せた時の話を聞いた。一番笑ったのがスズキの鈴木修翁。

写真/M.S

フルバケ&5点式シートベルトしてモリゾウさんに振り回されたそうな。降りた後「あんたこんなバカなことはすぐにやめなさい!」とな! 中国の大物政治家なんかも乗せて暴れまくった逸話も聞いた。楽しい! おっと激しく脱線した~。ラリージャパンでトヨタはヤリスの『ラリー2』をお披露目した。ラリー車の区分では2番目。WRC以外のラリーだと最上級クラスになる。

C3のラリー2

全日本ラリーでも欧州ラリー選手権でもアジパシでもTOPカテゴリーだ。シトロエンもヒョンデもカッコ良い! 長い間、トヨタもラリー2を作ったらいい、と思っていたら、ついに登場です! これで世界中のラリーでトヨタ車が活躍出来る。しかも相当カッコ良い! 私の夢は「トヨタのラリー2にWRCで乗って卒業」だったけれど、叶うかどうか怪しくなってきた。

市販は2023年だと思うが、最初は当然ながら世界各国のTOPドライバーのみ。GRに聞いたら将来的にはレンタルシステムも考えているというけれど、早くて3年くらい掛かりそう。しかもラリー2に乗って下のクラスに負けてるようじゃカコ悪い。むしろトヨタにGRヤリスFFをベースにしたラリー5なんか出して欲しいと思う。そしたら「運転好き」のモリゾウさんもWRCに出られる。

今の私の夢はモリゾウさんや往年の名手などと同じコンディションのラリー5に乗って勝負すること。WRCって18くらいSSがある。アマチュアゴルフのように、年齢や経歴でベースとなるハンデを作った上、隠しホール作りダブルペリアで微調整したらけっこう面白い勝負になるかと。競技の面白さの基本は「勝負すること」。シニアクラスを作ったら絶対盛り上がると思う。

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4 Responses to “モリゾウさん、鈴木修さんをラリーカーの助手席に乗せたら「あんたこんなバカなことすぐ止めなさい!」と言われたらしい(大笑)”

  1. CX-60 より:

    鈴木修前会長はスズキの2輪レースを続けさせていた人だから「やめなさい」と言っても禁止という意味で止めろとは言わないと思います。
    商売上のカーガイというか何というか。売れてお客さんが喜べば止めないでしょう。思えばスズキにもスポーティなモデルもあったです。ジウジアーロデザインを360㏄にしたフロンテクーペも現在で考えればかなりぶっ飛んでいる。カプチーノもTV番組であおられ出す!と言ってしまったくらいです。最近までアルトワークスがあったし、スイフトスポーツもあった。
    マイルドハイブリッド(BSGタイプやAGSと組み合わせたもの)も自社開発していて割と濃い会社ですね。

  2. ナンケイ より:

    モリゾウさんみたいなカーガイがもっと自動車業界にたくさんでて盛り上げてほしいと心底思っています。

    一方で鈴木修さんのご意見も経営者目線?でみたらあながち間違っているわけでもないというのも興味深いところです。
    だからといって豊田章男社長を非難するつもりは毛頭ありません。
    どちらが間違っているとかではなく、それぞれの意思がはっきりしていて面白いなぁと思いました。

  3. z151 サンバー愛好者 より:

    日本人より海外の人の方がモリゾウ氏を理解しているのかもしれないなとふと思いました。
    じゃないと「現代のエンツォ」なんて言葉出てこないと思いますし。

    インカット評論のフルバージョン私も観たいです。
    誰のインカットが一番好きなのかも興味があります。

    鈴木修氏は基本的に「典型的な経営者」の立場からモリゾウ氏に意見したのではないかと思っています。
    モータースポーツそのものを否定するものではないが、社長のアンタが自分でやるのは違うだろ?と言いたかったのでは。
    モリゾウ氏からすれば社長の私がカーガイじゃないと面白いクルマなんか出てこないですよ、と笑って返したんじゃないかと。

    カーガイといえば、ラリージャパンでトヨタのサービスパークに行ったらセンチュリーGRMNとH2GRヤリス、去年までのヤリスWRCのWRカーと今年のラリー1カーが4台ズラリと並べてありました。
    トヨタのラリーカーをデザインしたトム・ファウラーもそこに居て、クルー4人でセンチュリーGRMNを興味深そうに15分くらい囲って話してました。
    「オーナーの愛車らしいぜ。かなりクレイジーだな!」ボンネット開けてV8ハイブリッド見ながら腕組みしたり、足回りを覗き込んだり。
    天才カーデザイナーも少年みたいなクルマ好きなんだなとちょっと嬉しくなりました。

  4. Rotarycoupe より:

    モリゾウさんが社長になられた頃、鈴木修氏はすでに80歳。

    そりゃ「(アンタも責任あるんだから、いい歳して)こんなバカなことはやめなさい!」と言いますよね。

    モリゾウさんの次に社長をされる方は、本当に大変だと思います。

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