ヤリスクロス試乗。欧州Bセグど真ん中ですね

考えてみたら昨年のヤリスクロスにじっくり乗っていなかった。加えてハイブリッドじゃない普通のエンジン車はテストコースでホンの少しハンドル握っただけ。ということで乗ってみました~。最初の印象は「欧州Bセグど真ん中!」。乗り心地がゴツゴツしてイマイチなのを除き(ネオチューンで満足できるレベルになると思う)、これまたよくできたクルマだと思う。

ちなみに欧州Bセグ、VWポロやプジョー208、ルノー・クリオなど見ても解る通り、後席の居住性はあまり重視していない。クルマとしての質感も平均レベルならよし! 質実剛健に使え、燃費良くて実用性高ければ合格です。今回、高速道路中心としてイッキに500kmくらい乗ってみたけれど、全くストレス無し! 新東名の120km/h区間を流れに乗って走ってもしっかり走る。

何よりデザインが良い。こう書くと「新型MIRAIと同じワニ顔なのに」。確かにワニ顔です。ただBセグだとこの顔つきも気にならない。こらもう不思議なモノで、コンパクトカーにロールスロイスみたいなデカいグリルを付けたら妙になるのと同じ。車格とデザインのバランスは重要。装備もアダプティブクルコンやレーンキープサポート付きのためロングドライブ上等です。

ボンネットを開けてみた「ふ~む」。プラットフォームはヤリスを流用し、車体を2階建てにしている。下の写真は「下駄」です。この高きだけ背が高くなっていると思えばいい。したがってボンネット開けると、エンジンなどがずいぶん低い位置に搭載されている。結果、重心も低くなり運動性能向上に役立っていると思う。コスト掛けずに魅力を出しているから上手です。

燃費良好。16.5km/Lは新東名を120km/h巡航した区間を含む。ハイブリッドじゃなくてもけっこう燃費よく、一般道であれば17km/Lくらい走ってくれるんじゃなかろうか。アダプティブクルコン+レーンキープサポートの性能は十分実用的。ロングドライブで大いに役立つ。新型ヴェゼルと悩んだらリアシートの使用頻度で決めるのも手か? 大いに迷ったらいいと思う。

 

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