トヨタに2億2400万ドルの賠償を命じる判決。アメリカのダークサイドです

久しぶりのアメリカのアカン話が出てきました。状況は2002年製のレクサスES300で追突された際、前の席が後ろに倒れ後席チャイルドシートに座っていた幼児2名が大けがしたというもの。驚くべきは賠償額で267億円! 保守的なテキサスのダラスという地域的な問題もあるだろうけれど、陪審員裁判の悪いブブンが露呈したとアメリカでも言われてます。

参考までに書いておくと、本来レクサスに乗る裕福なアメリカ人の場合、新車を買って乗るのはせいぜい3年。長くて5年といったところ。今回のES300は16年落ちである。しかも267億円以上請求したということ事態、マトモな話じゃないと考えるべきだ。いわゆる「濡れた猫を電子レンジで乾かそうとしたら死んだ。猫を入れちゃいけないと書いてないのが悪い」です。

ちなみに猫の話は真実じゃないけれど、こんなことまで訴えられる可能性あるという啓蒙談である。今回の件も「危険性について書かれていない」ということが争点になっているようだ。一方、米国トヨタ側は「追突された速度が高すぎたたために起きたこと」だと主張している。どのくらいの速度で追突されたのかといった情報は未だ入っておらず。

この件、常識に考えるなら、トヨタ側が上告。おそらく妥当な和解金ということになると思う。ただ話題としちゃおもしろい、ということで多くのメディアからすれば恰好のニュースということ。また、アメリカ社会も昨今はこういった判決が出ることを歓迎していない。常識的に考えたってマトモじゃないです。こんなデタラメを認めたら明日は我が身だ。

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