リージョナルジェットMRJすら作れなかった三菱重工が戦闘機なんか開発出来るのか?
三菱重工が2035年を目処にイギリス、イタリアと組んで次期戦闘機を開発すると発表した。三菱重工/三菱航空機と言えばリージョナルジェットMRJの開発に失敗! 今や技術力でイケてないというイメージ強い。大丈夫なんか? と思っていたら、どうやら開発の主体はイギリスのようだ。すでに基本的なスペックや搭載エンジン(ロールスロイス)も決まっている模様。そこに合流する。
もはや日本には戦闘機を独自開発出来る能力なんかない。旅客機すら主翼や機体の強度不足や重量増加に悩まされた。エンジンだってIHIじゃ心許ない。アビオニクスに至っちゃF2だってアメリカにおんぶ&だっこ。表向きはアメリカがソフトの提供を拒んだことになっているものの、そもそも日本独自で開発出来ると思えないです。なんたって実戦経験無いから仕方ない。
イギリスは技術力ある。F1に代表されるモータースポーツ技術の開発や生産は基本的にイギリス。高品質の部品を少数作る能力ときたら世界一だ。イタリアも先端技術の高さで負けていない。一方、この2国に欠けているのが安定した製品を量産化する技術と、開発予算の少なさ。イギリスだけでは資金的に無理。生産したヒコウキだって信頼性を確保しようとしたらコスト高になる。
写真/航空自衛隊
日本なら2国の弱点を補える。信頼性のある部品を適正な価格で作る技術はおそらく世界一。だからこそボーイングの下請けをやっている企業がたくさんある。B787なんか部品の35%程度日本製。B777の後継機も20%以上日本製部品を使う。次期戦闘機の部品も日本で生産すれば信頼性高いしコストだって安く付く。アビオニクスもイギリス開発をベースにすれば改良は得意だ。
興味深いのは開発した機体を輸出出来ること。日本で生産する機体についちゃ輸出出来ないだろうが、イギリスで組み立てた機体なら輸出可能。イギリス1国や日本1国で開発した機体と比べものにならないくらい売れる? ホンダジェットも開発の主体をアメリカに置いたから日本の持ち味を存分に発揮出来た。人口減少化と茹でガエル化が進行中の我が国は外国と組むべきです。
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全くその通り、残念ながら浪花節では飛行機は飛ばない。戦前の幽霊がまだこの会社名を縛っているのか。作れないし、ウソばかりいつも言ってる印象しかない。今まで防衛省に納入された船や戦車は本当にちゃんと稼働しているのか?カタログスペックなんて絶対出てなさそうだと思うんだけど、国策企業だから、守られているんだろうね。とにかくスペースジェットはどうせ飛ぶことないだろうと思っていたら案の定でがっかりしたけど、なぜか納得してしまった。この共同開発はいいのだけど、米国は何も言っていないのかな?