中国車
日経新聞に「中国が本格的な自動車の開発に乗り出す」という記事が出た。おそらく中国の政府筋からそういった話を聞いたのだろう。しかし現場じゃとっくに動きが出ている。というか、上海モーターショーで話を聞くと、もはや大手の中国メーカーは独自開発路線まっしぐらといった感じ。日本の1960年代と全く同じ状況にあると考えていい。いや、当時の日本は部品を簡単にコピー出来るコンピュターなど無かったし、クルマ作りのノウハウまで教えてくれる海外の自動車メーカーも無かった。けれど現在の中国ときたら、すでに世界中の自動車メーカーが部品作りのAtoZから教えてます。トヨタやホンダなんか最新モデルの生産まで行っているほど。何回も書いた通り中国に進出する際、必ず現地資本(中国側の代表は共産党員)を半分入れなくちゃならない。生産のノウハウまで筒抜けなのだ。というか、それを承知して日本のメーカーは中国に進出してる。「競争上等!」と覚悟したのだろう。結果、まず中国のメーカーにやっつけられるの、ブランド力を育成出来ていない韓国車かと。韓国人はあまりクルマに熱意を持っていない。だからこそモータースポーツにも興味を示さず、ブランドにならない。されど日本だって安閑としていられまい。今や日本人の若者も韓国人の如くクルマに対する熱意を失いつつある。団塊の世代の先輩方が次々と卒業していく中、どうやって次世代の”熱いエンジニア”を育てるかが日本の自動車メーカーにとって最大の課題になるだろう。
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