交通事故の発生件数が増加に転じた。主因は高齢者。警察と国交省の無作為でさらに増えるだろう

30年余に渡り順調に減り続けていた交通事故ながら、2023年から上昇の傾向が見えてきた。発生件数の増加もさることながら、重傷事故件数増加は顕著。どんな事故傾向なのか調べてみたら、クルマを運転中も、歩行者も高齢者層の増加によるもののようだ。団塊の世代と呼ばれる現在75歳前後の先輩世代は大半が運転免許を所有している。当然ながらハンドルを握っている人も多い。

人口ピラミッドを見ても解る通り、高齢者の数は今後5年くらい増える傾向。その下の自工会の表を見ると75歳を過ぎたら人口10万人あたりの事故件数が増え、80歳以上になれば74歳までの2倍になってしまう。ということを考えながら人口ピラミッドを見て頂くと、団塊の世代の先輩方が75歳を過ぎ始めたことと、事故率の2.4%増加はリンクしていると考えていいんじゃなかろうか。

というか、高齢化による事故の増加は始まったばかり。ここからドンドン増えていくことが容易にイメージ出来る。高齢世代が高性能ADAS付きのクルマに乗り換えてくれればいいけれど、付いてないクルマに乗っている人も多い。ADAS、歩行者や夜間まで対応出来るようになったのは2020年くらいからです。金銭的な事情もあるのかもしれないが、問題だと思う。

警察は可及的速やかに高齢者に対し高性能ADAS付きクルマしか乗れないような条件を付けるべきだと思う。自工会のデータからすれば75歳以上でいい。国交省は赤信号や一時停止、進入禁止表示を見てのブレーキ(難しければアクセルペダルを戻す)を高齢者用ADASに限ってでもいいから認可して頂きたい。じゃないと悲惨な交通事故は増える一方になるだろう。

放置している警察と国交省に責任がある。

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5 Responses to “交通事故の発生件数が増加に転じた。主因は高齢者。警察と国交省の無作為でさらに増えるだろう”

  1. しろにん より:

    AT車の使用期限(75歳未満)設定に一票

  2. ハヤミ より:

    75歳以上「高齢者用ADASに限る」にするべきと思う、近所の高齢者は車を乗り換えないで古い車にそのまま乗っていますから

  3. てつ より:

    高齢者の事故ニュースを見ていると、75歳が免許返納のひとつの目安かなと思います。
    これ以上の年齢で運転したければ、国沢さんが仰るようにADAS付き、あるいはMT限定にすべきと思います。

  4. ヤマト より:

    現在は自動ブレーキなどが作動しても運転手の操作が優先される仕様になっていると思いますが、これを高齢者に限ってはシステム優先にすればかなり事故は減ると思います。コストもあまりかからないだろうし。
    事故った際の責任の所在問題はありますが、購入時に「クルマの所為にしません」と一筆もらうようすればどうでしょうか?
    半分くらいはサインすると思います。少なくとも私はします。

  5. こてつ より:

    75歳以上はMT限定にするべきです。
    MTなら悲惨な事故を防げるし、MT運転する能力ないなら自動車は、あきらめるべき。

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