今シーズンの雪は手強い! 低性能スタッドレスなら細心の注意を!
今シーズンは進行する地球温暖化により、次々と寒気団がやってくる。例年より積雪量多いだけで無く、日暮れと共に急速に気温低下。カッチンカッチンの超滑りやすいアイスバーンになってしまう。こうなると低性能スタッドレスタイヤや、経年劣化したスタッドレスタイヤ、オールシーズン対応スタッドレスタイヤだと全く歯が立たない。ブレーキ踏んだら加速した、と思えるほど。
ブレーキ踏めば減速する、と期待しているためスッポ抜けたら加速した感じになります。また、高性能スタッドレスとの制動距離差は2倍以上にもなる。先行車が停止してるのに、お手上げの状況で突っ込むという恐ろしい状況になってしまう。実際、今シーズンは追突事故や路外逸脱事故ばかり。これから雪のある地域に行くなら、いつもの冬より手強いと覚悟して頂きたい。
ちなみに安心して使えるスタッドレスタイヤは、ブリヂストンのVRX&VRX2とヨコハマのiG5&iG6、SUV用ならヨコハマのG075。このあたりが突出してアイスバーンに強い。アジア製のスタッドレスタイヤは圧雪まで。オールシーズン対応スタッドレスも圧雪までなら案外イケるが、凍った途端にお手上げである。黒かったり、少しでも表面が光っているような雪道は氷だ。
少しでも怪しいと思ったら、後続車が近所に居ないことを確認しブレーキの「試し踏み」をしてみよう。驚くほど早いタイミングでABS稼働したら、そこは地獄の一丁目です。どのくらいの減速Gが出るのか身体のセンサーで覚える。それ以上の横G出そうとしても出ない(曲がれない、ということ)。ベテランドライバーはブレーキの試し踏みでなく、アクセルの試し踏みで確認します。
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