今日は東京電力も電力需給ヒジョウにタイトです。原発を再稼働させようとする動きに注意!
寒波により電力需要が急増している。東京電力の場合、例年なら1月は平均で最大4000万kW程度の需要なのだけれど、12日の予想を見ると5200万kWと30%程度多い。夏の需要ピーク時は6100万kWくらいの供給可能量を持つ東京電力ながら、メインテナンスなど行われることもあり冬場だと最大で5500万kW+α程度。需要が供給量の95%を超えると綱渡りなってくる。
12日は綱渡りである。こうなるとどうなるか? 御存知の通り現在電気は「日本卸電力取引所JEPX」を介して電力会社に売ることも可能。下のグラフは12日の取引価格。電力、家庭で買うのは1kWhあたり32円くらいだから、明日電気を持っている企業がJPEXで売ったらスンゴク儲かります。こういったルートで電力を集めても厳しい状況になったら大口需要者に省エネを御願いする。
また東京電力は太陽エネルギー少ない冬場でも昼間の需要多い時間帯で20%くらいの電力を供給している。12日の午後は雨または雪予想のため、一段と厳しいことになりそうです。ウチも節電で協力しようかと思うが、8時~20時の間の電力はほぼ東京ガスの燃料電池エネファームでカバー出来てます。カーボンフリーの時代になったら、ガス管で水素送って燃料電池発電ですね。
閑話休題。今回の電力不足を受け、最も懸念されるのが原子力発電の見直し論だ。原子力ムラの企業は何とか再興させようと画策している。天然ガスの供給サイドも今回の電力不足をキックにアメリカから余っているシェールガスを安定的に日本で買って貰いたいと考えているという。エネルギー問題、いろんな思惑が交差します。だからこそ自動車業界は政府に「しっかり決めて欲しい」。
政府にしっかりして欲しいと思うのは新型コロナ禍対応も同じ。日本の場合、徹底的に検疫がダメだ。台湾は武漢で新型風邪が発生した直後の2019年12月31日に検疫を強化(全員の健康チェック)。1月22日から武漢からの入国制限を開始。2月6日には中国全土からの入国制限に格上げした。日本が中国に対し入国時の14日間待機を命じたのは3月5日である。
はやぶさ2の記録映像も撮る小野カメラマン
現在もオーストラリアなどは入国者全員にホテルでの14日間隔離を義務付けている。日本はイギリスからの入国者に対しても緩い制限しか掛けないから、感染者が会食して広まってしまった。成田空港の近隣ホテル、ガラガラだから入国者を14日間くらい隔離することくらい容易に出来るでしょ。とにかくここまで感染拡大したのは、国の失策であることは間違いなし。
隔離中の食事を撮影してました~
オーストラリア在住で、平原に軟着陸したはやぶさ2のカプセルを収容に行く記録映像など撮っている小野カメラマン(シドニーに行ったら一緒に飲む人です)は昨年2回日本に渡航。シドニーに戻る度に14日間隔離されたという。フェイスブックで隔離の日々をレポートしていて「なるほど~」と思った次第。いろんな意味で日本の検疫、ザルみたいなもの。変異種だって入ってると思う。
現場は大変! 病院はたらい回しになりつつあり、トリアージ(優先順位をつけられる)も始まるだろう。私にソソのかされて酸素発生装置を買った人や、パルスオキシメーター買った人は使い方を再チェックしておくこと。怪しいと思ったらすぐパルオキシメーターでチェック。95を割ったら迷うこと無く病院へ。90を割ったら救急車だ。その間、酸素供給器あればベストです。
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