休日なのでクルマ談義です。電気自動車のスポーツカーって全然違うカタチでもOK?

スーパーカーを含むスポーツモデルと言えば、基本的にフェラーリのようなミドシップで車高の低いボディをイメージすると思う。なぜそういうカタチになったかといえば、1)重いエンジンを車体の中心の低い位置に搭載したい。2)車体を低くして低重心にしたい。3)空気抵抗を減らし最高速を伸ばすため車高を低くしたい--といった物理的な理由からきている。

電気自動車でスポーツモデルを作ったらどうか? すでに電気自動車のスーパーカーのコンセプトカーなど出てきているけれど、興味深いことにエンジンで走るモデルと同じようなシルエットを持つ。果たしてそれがベストなんだろうか? そもそも電気自動車は重い電池を車体の中央の床下に搭載している。この時点で低重心のミドシップより優れた基本を持つ。 

となればトレッドだってバカみたいに広く取る意味無し。1900mmくらいの車幅あれば低重心を実現出来ることだろう。もっといえば300km/h出すことの意味だって弱い。今や世界中に300km/hを楽しめる道路なんか無い。200km/hすら意味を失いつつある。せいぜい180km/hといったイメージ。車高あっても横幅を狭くすることで前面投影面積を小さく出来るし。

さらに冷却系や燃料タンク不要。フロントとリアのオーバーハングだって自由だ。2シーターに拘る理由無し。駆動輪は前後にモーター積む4WDがベスト。今のスーパーカーのシルエットって機能からくるモノじゃなくなるワケ。”雰囲気だけ”ということになります。それって美しいだろうか? 個人的には機能を追究したデザインこそカッコよいと考えます。

アイオニック5 Nの試乗レポートへ

スーパーカーのシルエット、竹槍でっぱと同じ無意味になるということ。実際、ヒョンデのアイニック5 Nが筑波サーキットを1分00秒台で走るようになったら、普通の2BOXスタイルでいい。しかもホイールベース3000mmもある! 「スポーツカーのホイールベースは2500mm」なんて決めつけは陳腐。電気自動車のスポーツカーってどんなカタチになるんだろ?

見切りの良さなど考えたら案外ラリー車のようになったりして。スーパーカーのような着座高だと一般道だと完全に視界の狭さで攻めきれない。むしろ運転席は前の方がいいと思う。

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2 Responses to “休日なのでクルマ談義です。電気自動車のスポーツカーって全然違うカタチでもOK?”

  1. 黄色いジューク より:

    デジカメが黎明期は様々な形が出たけれど、レンズ交換式は旧来の一眼レフと同じ形に落ち着き、コンパクトカメラは一旦定型に辿り着いたと思ったら、その後、通信機能付き多機能カメラ(スマホですね)という全く新たなデザインのものが定着しましたので、スポーツ寄りの電気自動車もどんなデザインが主流になるか楽しみですね。国沢さんの言われるように機能的で、運転しやすい形になるような気はします。(敬称が抜けてました失礼しました。)

  2. みみここ より:

    仰ること分かります。
    でもワイドandローじゃないと一般人にはスーパーカーと判断出来ないでしょうね。
    また、どんなに高性能でも普通の5ナンバーサイズだと、知らない人には大衆車に見えそう。

    だから見栄を張りたい人は、分かりやすい差別化でワイドandローを求めると思います。

    1万円の鞄で充分な機能性なのに、ヴィトンのバッグが売れるのと似てるかもしれません。

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