休日につき夢を見る。その気になれば150万円でフル安全装備のクルマを作れると思う! 

舐めるだけで新型コロナに感染してるかどうか判別出来るシステムが作れない限り、新型コロナ収束後も今までの経済規模になるまで相当の時間が掛かることを覚悟しなくちゃならないかもしれない。といった状況から「安くて楽しいクルマを作ったらいいのに」と書いているだけれど全く反応無い。むしろ「そんなクルマ作れない」という否定意見ばっかりである。

良いヒントになるのが第2次世界戦直後の1948年にデビューしたシトロエン2CVだと思う。開発に当たって考えられたのが、33km/L以上の燃費や、60km/hの巡航速度、4人乗れること。それでいて従来のクルマの3分の1の価格であることなど、当時「絶対無理!」と言われたそうな。下の動画を見ると、いろんな意味で興味深いです。当時お金持ちの乗り物だった4輪車のイメージは無し!

実際、デビューしたモーターショーでの評価は「ブリキの缶詰」とか「醜いアヒルの子」といった具合で最悪だった。ちなみに開発に当たっての条件に「デザイン要件」は全く無し。試作車を見ると鉄板継ぎ合わせ。ヘッドライトだってコストダウンのため1つしか付いていない。ところがギッチョン! 第2次世界大戦で疲弊したフランス人に大歓迎された。

翻って我が国を見る。素晴らしいと思うのが、フル装備で最も安いクルマの絶対的な価格です。何と129万6900円! これで素晴らしい性能を持つモービルアイの自動ブレーキから横滑り防止装置、サイド&カーテンエアバッグまで付く。日産デイズ『S』の価格です。車重830kgで燃費は2020年基準であるJC08の20,3km/Lを余裕で凌ぐ29,4km/Lと立派!

ちなみにホイールベースは910ブルーバードと同じくらいあります。デイズのプラットフォームを使い、シトロエン2CVのように徹底的な軽量化とコストダウン努力して白ナンバー車を開発したら、ボディの大型化で車重が100kgくらい重くなってもデイズの背高/スライドドア仕様と言って良いルークスと同じなのでJC08燃費は27,2km/Lと問題無し!

日本の自動車産業なら150万円で燃費基準CAFEをクリアし、5人乗り。車重900kg。デザインの制約無し(軽自動車のハードポイントはそのまま使う)。そして何より今までに無い価値観を持ったクルマを作れると思う。参考までに書いておくと新興国向けの『ダットサン』は安かろう悪かろうで失敗した。夢の無いジジイが安クルマ作ったらあかん! 若いヒトに頼みたいです。

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