何とトヨタの一人勝ち。良いクルマ増えて売れないマツダ。データ見ると興味深いです

日本に於ける登録車販売の調べモノをしていた。経済や自然災害の影響から脱した2014年の販売台数は556万2888台だった。5年後の2018年になるとどうかといえば、527万2067台と約94,8%に下がっている。このあたりからも「あんまり景気よくなってないですね!」と解ります。以下、直近5年間の各自動車メーカーの販売台数動向を。

トヨタ150万9149台-150万8647台(100%)

ホンダ84万8753台-74万7226台(88%)

日産67万0315台-61万6033台(91,9%)

マツダ22万4359台-20万9689台(93,5%)

スバル16万9552台-14万8453台(87,6%)

といった状況。なんとトヨタの一人勝ちだ。それぞれどうなっているのか、簡単に状況説明してみたい。

ホンダはこの間、ジェイドやグレイス、シビック、CR-Vなど多数の新規車種を導入している。本来なら売れ行き増加ということになるのだろうけれど、車種の選択と価格設定で失敗し、既存のモデルしか商売になっていない。明らかな国内販売戦略の失敗だと考えていい。

2018年は不祥事多発となった日産ながら、販売台数を見るとメディアが大騒ぎするほど酷くない。そもそもeパワーは非常に高い評価を受けており、売れ行き好調。ノート、2018年のベストセラーカーになっている。売れにくい車種は値引き対応するなど、営業面の強さを感じさせます。

最も不思議なのはマツダです。2014年に販売していた車種ラインアップと昨年のラインアップを比較すると、格段にレベルアップしている。販売されている自動ブレーキの平均性能は日本車でTOP! 4WD技術も圧倒的に高くなり、これまた生活4WDとしちゃ日本TOP。なぜ売れない?

ブランドイメージが薄れ始めているのがスバルである。不祥事に関しては日産と同等のダメージながら、2014年と比べ2018年はインプレッサやXV、フォレスターという強力な商品力を持つ新型車が加わってます。純増になってもいい。このあたりで長期計画と言わず、強い短期計画を!

 

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