台場のモーターフェス2018、酷いイベントでした~

台場で『モーターフェス2018』というイベントが行われているので行ってみた。最初に愕然としたのは自工会会長のアピールである「高負担の自動車諸税を世界基準にしましょう」というブース。行くと誰も興味を示していない。前を通りかかる人を見ると、全く無視。この状況だけ見たら「クルマ好きは自動車諸税の高さなんか気にしてないのね」と思ってしまう。

地味だし、そもそも何の工夫も無い! おそらく視察に来るときはしっかりやっておけ、くらいの感じかと。なるほどモーターフェス2018の報道を見ると、モリゾウさんやマツコ・デラックスさんの回りには常時人垣が出来ているため閑散とした雰囲気など判らないだろう。とにかく予算に任せて膨大な敷地を借り切ってのに人が居ないため、午後の最盛期でこんなん。

理由は簡単。自動車メディアに全く声を掛けないため、入場者の大半は「たまたま台場に来たら何かやってた」。自動車メディアのブースも出ておらず、イベントの規模の割には食べ物コーナー”ほぼ”無し。東京モーターショーの裏の年になんかイベントやろうと自工会が予算付け始まったイベントながら、お金はドコかに入ってオシマイ。そもそも業界の人に会わないです。

ただ自工会会長の意見は通り一遍ながら守っている。自工会って2輪も含まれるのだけれど、会長は自分が乗らないのに広めようとしている。2輪のイベントにも参加するほど。モータフェス2018も2輪の試乗コーナーやトライアルのデモなどあった。メガWebのライドワンでは普段トヨタ車だけなのに、多くのメーカーのクルマを試乗出来るようにしている。素晴らしい!

また、いろんなクルマに親しんでもらいたいということなんだろう。ダイバーシティからヴィーナスフォートに向かうクルマを並べた通路は観光客多いため、いろんな国の人で大賑わいでした。AJAJ(日本ジャーナリスト協会)も限られた広さながらジムカーナの同乗走行体験に協力しており、ガラガラな会場の中で珍しく長い列が出来てました。工夫すれば人は来ます。

通行人も入場者数にカウントするでしょうね

せっかく予算取ってイベントやるなら、同じ台場で行われる『モータースポーツジャパン』の主催者に依頼し、秋にやってもらえばいい。限られた予算で開催しているモータースポーツジャパンは、気持ちのこもった良いイベントだと思う。自動車メディアやチューニングショップも協力しているため、業界で人気のある人達がたっくさん集まる。官製イベントなどツマらん!

イベントで救われるのは、現場の人達が一生懸命頑張っていたこと。トヨタは2016年型のWRカー(本物。日曜日にモリゾウさんがドーナツターンやったり大暴れした車両。本物です)を入り口に置き、シートに座らせていたが、担当は7月までWRCチームに居た松山さん。最初遠くから見ていたら、楽しそうにアテンドしてました。自工会、イベントの反省なんかしないんだろうなぁ。

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