国交省が「無人運転OK!」を正式認可した大阪万博の自動運転バスが2回目の事故。国交省大丈夫か?

大阪万博の自動運転バスが2回目の事故を起こした。1回目の事故は運転を終了し、パーキングに入れたクルマを離れた後、勝手に動き出してコンクリートフェンスを壊したというもの。クルマが動きたくなったか(笑)。中国製のバスで、もしかすると基本OSも中国で作られたためか、未だ原因不明となっている。ただ事故は自動運転モードじゃなかったので問題は浅い。

開発はEV Motors Japan 写真/大阪メトロ

今回は事故はレベルが違うほど深刻である。というのも事故を起こした自動運転バス、国交省が無人運転が可能な「自動運転レベル4」の認可を受けている。実際、バスのインパネには『L2』(レベル2。レーンキープ相当)と『L4』の切り替えスイッチがある。L4であれば他の交通がない専用道路を真っ直ぐ走ることなど能力の10万分の1も必要としない。

 

自動運転レベルとは?

なのに自動運転バスは30km/hで走行中、縁石に接触した。同乗している運転手がハンドル修正したが、リラックスしていたらしく間に合わなかったようだ。無人だったら縁石を乗り越えて路外に飛び出していただろう(橋の上なら落ちていた)。ドライバーを乗せなければならない『レベル3』ですらそういった事故が100%起きない安全性が求められている。

厳しい厳しい国交省様からレベル4の認可を受けていた車両なら100%ありえないこと。東京オリンピックの事故のように、視覚障害を持っているアスリートが徐行している自動運転車に自分から接触しに行ったような事故形態なら「そこまでは想像出来なかった」になると思うけれど、今回の事故はレベル4を根底から否定するような内容です。接触する前になぜ停止しなかった?

繰り返しになるけれどレベル4の自動運転中は運転者が運転席から離れていてもいい。何かあれば停止して安全を確保するというレベル。それが出来なかった車両を認可した国交省は甘すぎる! 事故内容を見ると「超オマケしてレベル3!」といったイメージ。事故調査はもちろんこと、国交省が何を根拠にレベル4の認可を出したかという点まで踏む込む必要があります。

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2 Responses to “国交省が「無人運転OK!」を正式認可した大阪万博の自動運転バスが2回目の事故。国交省大丈夫か?”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    こちらの記事は、公明党もとい国交省が中華を贔屓しているんじゃね?というコトだと解釈しました。

    万博で世界がみています。安全に関わる重要技術です。公明正大に追求して欲しいと思います。

    ただ内弁慶の公明党、もとい国交省は国内メーカーや国内メディアには超パワハラだから、国内からの要求では動かないかも。

    ほいたらですよ、
    先だってトヨタと提携したダイムラートラックや、トランプで失速中のテスラあたりから、思い切りクレームをぶち込んで欲しいデス。

  2. 匿名希望 より:

    EVMJの体制を調べてみて下さい。中華製、それも格安モデルを輸入してるだけ。工場は組み立てだけ、テストコースは規模も小さい。なによりも人材が不足し過ぎている。これで国内で走行できるレベル4車両を出荷できるのなら、既存のOEMはどこでもできる。
    電機T社や今話題のやっちゃえOEMからエンジニアが流れついてるけど、質はお察しレベル。
    株式公開できるのかなぁ。

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