国交省の認証手続き、書類提出してからどのくらい掛かるのか? そもそも国交省、ナニもやっていない

今回起きた「不正」と呼ばれる一連の騒ぎで、多くのメディアから「認証にはどのくらいの時間が掛かるのか?」と聞かれた。というのも国交省側が不正と言い張っている事案の大半は認証に時間掛かるということから始まっている。ダイハツを含め、市販車には決定的な問題なかったですから。この質問に対する答えは「明確じゃ無い。半年から1年くらい掛かると認識している」と答えている。

車両開発は終わっている

もちろんメーカーにも聞いたけれど、やはり明確な日数は解らないという。そもそも国交省、認証の書類出されてナニをやってるんだ? 国交省が独自で衝突試験をやってる、という話など聞かない。書類が正しいかという精査だって今回の不正の内容を見たら、全てチェックしているかどうかも怪しい。とうてい半年から1年掛かるような検証やチェックをしていると思えないです。

さて。ダイハツは次期型タントと新型電気軽商用車の認証申請を現時点で国交省に提出していない。すでに全車種生産再開をしているため、認証申請出来るようになったと考えていいだろう。次期型タントは新規格(セキュリティ関係)への対応も終わるだろうし、電気軽商用車についちゃ最初から新規格に対応していたと思う。そろそろ認証申請したっていいタイミングだ。

ダイハツが認証申請を出したことは、別に守秘義務を課せられているワケじゃないから公表したっていい。もちろんダイハツとしちゃ国交省を怒らせたくないと思うので、リークという情報の出し方だっていいだろう。で、認証出る目処が付いたら発売日を決める。すると申請してから認証終わるまでの期間が解ります。ホントに半年かかって不正をチェック出来ないというのなら、仕事してない。

国際競争力を持たせるためにも国交省の認証ステムを改善させないとならない。ただ改善したら「やっらい不正騒ぎの問題点は国交省にあったんでしょ!」と言われるからやらないと思う(大笑)。

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2 Responses to “国交省の認証手続き、書類提出してからどのくらい掛かるのか? そもそも国交省、ナニもやっていない”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    「国交省は、認証で何をしているか?」  これは、ヒジョーに興味があります。

    いつものパターンだと、社員よりも幹部の方が多い国交省の天下り団体が、国交省から委託を受けて、メーカーから紙で提出させた申請書を、人力でショボショボ確認。

    社員も、申請された数字の内容や意味を全部が全部理解しているわけではないから、規定値に収まっているかを確認するだけ。

    「そんなのデータで提出させて、突合すればすぐに終わるやん」とか思うけど、やれ捏造やら改ざんやらを防ぐという名目で、紙で提出させて、天下り団体の仕事を守っている。

    という形骸化状態にあると、いつものように勝手に妄想しております。

    すっかすですね、
    クルマ好きなのに、認証について全く意に介してこなかったことに、深く恥じ入っております。

    そういえば、テスラやBYDにはめちゃめちゃ甘いとか甘くないとか。。。是非とも知りたいデスネ! 認証の手続きとその内容、その方法を!

  2. トヨタ車ユーザー より:

    認証・認定といった言い方が、そもそもグレーですよね。
    「検」「判」とが入っていれば、役所が見て(仕事して)判断を下しているように聞こえますが、「認」だけだと「ただ見てOK」「ウソ見せられて、騙された」と役所側が言ってもように聞こえますからね。
    多分役所のペースで紙かpdfをペラペラめくりながらやっているんでしょう。なんて楽な仕事…。
    BYDやテスラは役所に忖度なんてしないから、それ見ろ・早く見ろ・まだか?とせっついているんでしょうかね。
    アイサイト(自動ブレーキ)の例みたいに外人には弱いようですから。

    TUF/SUD(UはUの上に・・)などの国際的な第3者機関に、日本のお役所認証制度が機能しているか見てもらったらいいんじゃないでしょうか。
    役所がISOや国連の規定にも乗っ取っているか見ているんだ!と言うんだから、まずはその役所の代行機能がちゃんとしているか上位機関(ISOや国連)に見てもらうのが先でしょう。

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