大嵐がやってくる?
様々な方から頂く年賀状や年始の挨拶を見ていると、今回の不況はやはり相当な規模だと覚悟をせざるを得ない。しかも急激に悪化した様子。ほぼ全ての業種が、9月一杯まで工場をフル稼働させていたようだ。10月下
旬までフル生産していた工場(部品も含む)も少なくないらしい。だからこそ完成車の置く場所に困るような在庫過多になったのだろう。想像出来ない規模の自然災害を喰らったようなもの。
ただ体力のある会社は「最初に受けたダメージ」への対処を終えており、少しづつ回復に向かいつつあるように思う。もちろん「余震」があることも想定しており、何とか耐えられるメドを付けたと考えていいだろう。じゃ安心してるかとなれば、そんなことありません。情報収集能力のある企業は「もしかすると今回が本震でなく大きな予震かもしれない」と評価しているようなのだ。すなわち「今回受けた混乱よりもっと大きな混乱がやってくる」。
2〜3年に渡って不景気続くウチ、日本の本質的な問題(年金や高齢者医療、赤字国債等々)が可視化&顕在化され始めニッチもサッチもいかなくなる、ということ。すでに2009年の税収は厳しかった2008年より一段と少なくなること間違いなし。2011年から消費税を10%にしたくらいじゃ焼け石に水。そうなった時に売れるの、元日のTOPで書いたような安価で燃費の良いクルマです。
今年から来年あたり、やがてやってくる大嵐の前にクルマを乗り換えておくというのも良いチョイスかもしれません。7年くらいすれば、大嵐も去っていることだろう。
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今年も宜しくお願いします。
年初めということで、こんな車が発売されたら、即、買いたいというものを書かせていただきます。(完全に個人的な好みです)
まずボディーサイズは5ナンバーサイズ。最小回転半径5m以下であること。これは日本の道で運転するには必須です。
そしてFRもしくはFRベースのAWD。
トランスミッションはデュアルクラッチの2ペダルが良いですが、経年劣化によるドライバビリティー悪化も心配なので、細かくロックアップ制御するトルコン式AT(マニュアルモード付き)がベストかもしれません。
要は耐久性が高く、動力伝達ロスが少なく、マニュアル操作が出来ればどちらでもいいです。
エンジンは1.8L〜2.0LのNA+モーター。システム馬力は140馬力ぐらい、システムトルクは低速から200Nmほど出せたら結構スポーティーかもしれません。
そして燃費性能は今の時代には外せませんね。
モーターによるアシスト&アイドルストップ&回生ブレーキで市街地実燃費13km/L(カタログモード燃費20km/Lぐらいか?)
ということで、軽量化にはコストをかけることになります。
1200kg台で仕上げれば上記の燃費性能も可能かもしれませんね。
そして最重要項目のデザインですが、既存の車で言うと、アウディのA3スポーツバック、A4セダン、BMWのE46型(一世代前の3シリーズ)
これらの車の雰囲気で、ボディーサイズを一回り小さくして車幅を1695mmで成立させる。そう考えると小さくしてもデザイン上、安っぽくならないハッチバックのA3スポーツバックなのかもしれません。とにかく質感の高さは重要です。
最後に価格ですが、300〜350万円ぐらい。「プレミアム・FRハイブリッド・コンパクト・ハッチバック」ですから多少高価でもいいかもしれませんね。
上記のような車、今の時代の流れとは合致していないかもしれませんが、FRの自然なハンドリングで低燃費、多少高価でも10年間ぐらい問題なく乗れる耐久性(デザイン的耐久性も重要)そんな車が発売されることを強く望んでいます。
来月発売されるインサイトは5ナンバーサイズで最小回転半径5m、市街地実燃費18km/L(予想)と、そこまでは理想的な車ですが、CVTのスターティングクラッチの耐久性が少々心配です。それと当然FF。質感も230万円(LSグレード)ですから、まぁ、それなりでしょうね。
しかしエクステリアデザインは私好みです。現時点で私の理想に近いのは新型インサイトということかもしれません。(まだ試乗していませんが)
今年が車業界にとって、少しでもいい年になりますことを祈りつつ、私の理想の車について書かせていただきました。
年頭の自動車メーカーのトップの弁。「年の後半に期待」「米国の経済対策に期待」「現場の工員だけでは済まぬ」等々。やはり明確な展望は描けていない様子。情報の収集と分析をしても、対策に結びつかない焦りを感じます。このままでは今年の販売見通しも未達に終わると思います。