大規模玉突き事故

韓国で100台以上の玉突き事故が起きた。事故のメカニズムはシンプル。100km/hくらい出せる薄い霧の中を走っていたら、突如濃い霧に出くわす。当然ながら怖くなってブレーキ踏む。少し気づくのが遅れた後続車など出てくると、強めにブレーキを踏む。その後ろのクルマはさらに強いブレーキ。

このあたりは高速道路の渋滞の最後尾と同じ。見通しよくても事故になる。今回は濃い霧という厳しい条件。これはもう追突続出になって不思議じゃ無い。TV局からコメントを求められ「50km/h制限になっていたのに守らなかったのでしょうか?」。見通し良いときの50km/h制限、日本だって守らない。

続いて「100台以上になったのは韓国特有の事情が?」。参考までに書いておくと、日本記録は1992年に北海道の道央道で発生した186台。このときも2名の方が亡くなっている。20~30台規模の追突事故も、今年は例年より多く発生している傾向。世界的に見るとどうか? 適当な資料無し。

ただアメリカでも霧の多いテキサスなどは140台を超える玉突きが発生している。下の動画は世界最大級と言われている玉突き事故の様子。どうやらアイスバーン状態らしい。タイヤ性能の差も大きいと考えます。4分以上にわたり、ドンドンぶつかっていくから驚く。誰も啓蒙活動を行っておらず。

この後も、玉突きの最後尾は伸びていくことだろう。まぁどこの国でもそんなモンだと思う。韓国の事故だって数分間続いたことだろう。霧やホワイトアウトに遭遇したら、とにかく速度を落とした上、バックミラーで後ろを見ながら対応を考えて頂きたく。止まったからと言って安心しちゃダメだ。

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