小さい国だと思っている日本の総合的なポテンシャルは世界3番手! ブレーキ踏んでるの国民か?
日本は小さい国というイメージながら、人口は世界11位。インドや中国と比べたら10分の1ながら、ロシアって1億4600万人。日本1億2400万人である。G7、というか先進国と言われている国の中ではアメリカの3億4000万人の次。下のドイツって8500万人。決して小国じゃない。しかもGDP(国民総生産)はアメリカ、中国、ドイツに次ぐ4位。円安が収まったら3位です。
国家予算4位。新車の販売台数は中国、アメリカ、インド、日本なので4位。大ざっぱに考えると、世界3位くらいの規模を持つ国なのだった。本来ならもっと存在感あっていい。実際、サッカーを見ると本場の欧州でたくさんの日本人選手が活躍しているし、大リーグだって存在感を示す。客観敵に見れば白人のスポーツであるF1やWRCだって頑張ってます。
なのになぜビビっているかとなれば、エネルギーと食料の自給率が低いからだと思う。この二つさえ自給できたら怖いモン無し。なぜ自給できないか? エネルギーに関して言えば利権だし、食料の足を引っ張ってるのは国会議員の票田だからに他ならない。私らが選んだ議員だからいかんともしがたい。まぁ国民の意思ということになる。
赤沢という日本を代表してアメリカと折衝する議員は、公式な場で「自動車のために農産物を犠牲にすることはない!」と言い切った。本来なら「自国の産業を守るため農業分野でも国際競争力を付ける」だと思う。しかも結果的に農業を守っていることになってない(だからこそ米の買い取り価格は30年間上がらなかった)。活かさず殺さず、ってヤツです。
昨今の米不足でも泥縄対応。おそらく今年の秋になったら米余りになります。行き当たりばったりだからだ。エネルギー問題だってまったくヤル気無し。地熱なんか世界3位のポテンシャルを持つのに、国定公園だからという理屈を付けやらせない。しかも「温泉が無くなる」というウソを付く。熱だけ取り出すバイナリー式ならお湯など汲まないです。
写真/日本地熱協会
日本が持つ本来のポテンシャルを発揮すれば、世界3位くらいの存在感を示せると思う。ロシアなんか人口大差なし。GDPで圧倒している。考えてみたら半導体、携帯端末、PC、液晶、太陽光、リチウムイオン電池、燃料電池は日本が世界の最先端だった。政府が農業やエネルギー利権で強いブレーキを踏んだから全て中国や韓国に持って行かれた。
今後どうする? 利権の虎の尾を踏まないよう、エネルギーと食料の自給率を10%くらいづつ上げていきたい。利権で喰っている勢力に対しては、困らないよう、違う食いぶちを与えていけばよかろう。といった総合戦略を練られるのは政治家じゃなく官僚。私の本心は官僚に期待している。彼らは若い頃、凄く優秀。でも課長くらいから政治家に巻かれていっちゃいます。
そして政治家を選ぶのは国民だ。残念!
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