急速充電器の規制緩和を行う……はぁ? 200Vの普通充電器を増やすのが最初でしょ!
政府は「急速充電施設の規制緩和をする」とエッヘン顔で発表した。内容と言えば現在厳しい規格が要求されている200kW以上の急速充電器を50~200kWと同等にするというもの。つまり100kWh程度の電池を積む普通の人じゃ買えないほど高価な、お金持ち用の急速充電器を認可しましよ、ということ。全く意味なし! 300kWの充電器使って15分充電すると電力原価で3400円!
こいつに機器設置コストや収益など乗せたら5000円じゃ済むまい。倍の6800円課金され走れる距離は300km。リッター8kmのハイオク仕様車と同等のエネルギーコストになってしまう。前述の通り経費で充電するお金持ちなら全く気にならないが、普通の人だとアホらしくて使う気になれない。容量50kWhくらいの電気自動車だと、300kW急速充電対応にするだけで車両価格が跳ね上がるし!
羽田。手前5つが200V。管理する気なく手前は普通のエンジン車
そんなことより6KWの200V普通充電器を増やすべきだ。SAKURAのような軽自動車なら(現在車両側で2.9kWに制限してる)6kWで入れたら3時間で満充電になる。外出先で充電することで利便性増します。欧州に行くと、街中どこにでも200V充電器がある。このタイプなら限りなく電量料金に近いコストで電気を買えることだろう。現在、地方自治体で稼働させている200V普通充電器はごく少数。
羽田空港のような大きな空港に200V普通充電が5器しかないのもタチの悪い冗談だ! 羽田空港は一番シンプルな200Vの3kWでいいから100器くらい欲しい。そういったことに全く手を付けず金持ち対応ばかりしようとしている。我が国の電気自動車の夜明けは軽自動車からです! いや、それより小さいクルマかもしれません。いずれにしろ経産省で電気自動車を担当している奴は高学歴の唐変木だ。
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近所にあるショッピングセンターのアリオには普通充電器が86台あります。
オープンしたのが10年前ですから先見の明がありますね。
他の店舗でも数十〜100個設置されているようです。
他の企業や政府にも見習ってもらいたいですね。
指摘ごもっともですが、霞が関の人たちは国会議員に人事を握られ、逆らえない哀れな人たちですからね。結局、国会議員と親しくしている人たちの意見が政策に反映されるんですよね。
地方では車は一人一台なので、EVと相性の悪い北海道でも、街乗り専用のセカンドカーなら、すぐに普及すると思うのですが。
子供の頃、日本は政治は三流だけど、企業と官僚が一流だから発展してると聞いていた。多少胡散臭いが。
それを政治主導!と、官も三流に揃えた。教育もできない子に合わせ、運転も下手な人に合わせ、と低い方に合わせる平等主義を推し進めてきて、今さら金持ち優先とは支離滅裂な。一貫性を持たせてくれ。
充電環境や性能、その効果とコストなど分からないことばかりなのでこの様な記事はとても嬉しいです。
一般の人はEVについてまだまだ知らないことばかり。表面的には環境に良くて、速くて、ランニングコストは安いけどクルマは高くて手が出ないと言う認識だろうと思います。だけれど充電環境の設置コストや料金など、ガソリン車との運用比較ができる情報がまだまだ少ないです。色々記事は読むけれど国沢さんの解説が最も現実的で分かりやすい。
識者としてテレビでお見かけしたり有識者会議に参加される事も多いですが、この際にも忌憚無いご発言を期待しています。