恐竜は滅びる
環境の急激な変化は、どう判断すべきか悩ましい。「ガソリン高は恒久的」と判断したなら燃費の悪いクルマを値が付くウチに手放し、燃費良い車種に買い換え、一時的な高騰だと考えるのであれば、「クルマに乗る距離を減らす」といった対応策を取り、時間の経過を待てばいい。原油価格が高いなら高いで、対応策も多いのだ。一般的に「抵抗勢力」は後者。いち早く見切りを付け、新しい価値観に切り替える人は「いつまでも燃費の悪いクルマに乗ってろ!」と思ってます。この手の判断、大なり小なり古今東西フィクションノンフィクション問わず珍しくないこと。ま、個人なら判断ミスしたって損失は微々たるモノ。されど自動車メーカー規模になると難しい。開発に着手してから商品になるまで早くて3年。新しい技術を入れるとなれば、もう少し長いスパンが必要。ここにきて最近のガソリン高を「一時的な高波」だと考えるメーカーと「もはや決断点に来た」、と判断するメーカーがハッキリ分かれ始めた気がする。前述の通り「抵抗勢力」は守旧派。歴史を見ると「緩やかな変化」なら、「基本年功序列たまにゃ若い奴らの意見を聞こうか」的な判断が功を奏す。されど急激な変化だと「先見の明」を必要とします。急激な変化に全くついて行けてない絶滅危惧種である自動車ヒョウロンカから見た各社の動向は明日に。
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こうなると、磐石な企業も案外危ないかもしれませんね・・・
そろそろ、次世代技術の選択と集中が必要だと思います。「ハイブリッドもいい、燃料電池もいい、クリーンディーゼルはどうか?」とあらゆる選択肢を模索するのもアリですが、そろそろどれかに決める時期ではないでしょうか。予算も、ひとつに集中すれば、何倍もかけることが可能です。
というのも、歴史的に二つの技術は共存しません。ガソリン車の時代はガソリン車だけです(ディーゼルも同類です)例えばBlue-rayとHD-DVDだと片方は消えました。MDとiPodも同じ用途のものですが、iPodだけになりました。プラズマテレビと液晶テレビもそろそろ決着がつくでしょう。
そんなわけで、車もどれかひとつになると思っています。ここでの判断を誤ると優良企業といえど危険な状態になりそうです。
今時,「燃費の良い車に乗り換える」ってのは、「軽いタバコに変える」みたいなものでは
?
車の範疇だけで,車を考えていると、本当に絶滅しますよ。