愛知県警、認知能力に問題ありそうなドライバーを危険運転で逮捕。それでいいのか?
驚いた! 名古屋で起きた71歳の高齢者が暴走をして歩行者を死傷させた事件、愛知県警は危険運転致死傷罪とした。メディアも鵜呑み報道です。危険運転致死傷罪、今までは適用のハードルが高く、飲酒の上、30km/h制限の一方通行を130km/h以上で走り、優先道路に飛び出し走行している車両の横原に突っ込んで死亡させた事故も、なかなか危険運転致死傷罪にしなかったほど。
そもそも今回の事故、少し知識あれば認知能力に問題のある人がブレーキとアクセルを踏み間違えたことにより発生した事故だと容易にイメージ出来る。普通に運転できていた71歳の高齢者があんな場所でアクセル全開にするなんて考えられない。100歩譲って「誰でもいいから人を殺したい」という輩なら、クルマの進路に段差のあるような場所は絶対に選ばないと思う。
高齢者が運転していることだけをもって「危険運転」とするのなら、免許の更新時の判定をさらに厳格に行う必要あるし、怪しい人に運転を許すなら高齢者に対し高度なADASを義務付けるなどの対策を講じる必要がある。愛知県警の危険運転適用、相当無理あります。おそらく警察官僚も困っているんじゃなかろうか。なにより情けないのは警察の言うままに報道するメディアです。
事故再発を防ぐには国家規模での対策が必要だと思う。運動能力や認知能力に問題あると判断したら、免許継続は「高度ADAS付きに限定」という条件を付ける。現時点でもアクセルとブレーキの踏み間違いによる暴走を防ぐ装置は、それほどコスト掛からない。カメラによる赤信号と一時停止、進入禁止判定を行い、街頭すればアクセルを戻すような制御を入れることも可能。
エンジン始動の最、パスワードを入れるシステムなども有効だろう。2年もすれば次期プロパイロットのような普通の人より安全な運転をしてくれる技術も出てくる。次期型プロパイロット、高齢者がミスしてもカバーしてくれますから。政府は大急ぎで高齢者用のクルマを開発させ、高齢者に対し適当な価格で購入出来るようにすべきだと思う。リースという手もあるだろう。
愛知県警はこの手の事故が起きたら「はい危険運転です!」と厳しい対策をすればいいと思っているのかもしれません。それじゃ悲惨な事故は無くならない。当事者に危険運転をしている意思がないですから。
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