我が国は経済戦争で第2次世界大戦と同じ間違いをしようとしている。私ら覚悟を決めないとアカン
8月15日くらい我が国の将来について考えたらいいと思う。
第2次世界大戦で手ひどい損害を被った理由として、1)勝てるという理由の無い楽観論。2)間違った戦いを小出しにしたこと。3)最終目的（落とし所）を考えなかったことが挙げられる。そもそも1)なんか世界中を相手に（開戦は真珠湾攻撃とイギリス海軍のプリンスオブウェールズとレパルスを撃沈）戦おうと考えたことからして安pon単。そいつを止めることも出来ず。
2）は戦力の投入をケチるものだから、小出しにして全て殲滅させられてしまう。今で言えば半導体に始まり、液晶パネル、太陽光発電パネル、リチウム電池が小出しでやられっぱなし！ そもそも全体の絵図が描けていないものだから、政治や外交で譲るばっかり。気がつけば日本で優れた製品を生産しても相手国側で輸入規制を掛けられてしまい輸出出来ない。
日本海側の大飯原発 写真／関西電力
現在進行形の我が国を見ていると、柔らかい真綿でジワジワ首を絞められているかの如し。政府は優しいフリをし続け、そいつにダマされる国民多数。痛みを感じないまま息が出来なくなっていく。西村新経産相も打ち出の小槌から出てくるフリーハンドで使えるガソリン補助金を継続するという。そればかりシレッと9基の原発以外も再稼働させていくと言ってる。
ウクライナ侵攻を見ても解る通り、外敵から日本海側の原発に巡航ミサイル1発喰らっただけで我が国は終わる。原子炉は頑強に出来ていても、冷却系を失ったらオシマイですから。世界唯一の被曝国な上、世界一大きい原発事故を起こしたのに、まだ懲りない輩がいることに驚く。よほど利権あるんだと思う。カーボンニュートラルまで27年もある！ 打つ手はたくさんあります。
漁港の漁具倉庫まで原発補助金
エネルギー問題1つ取っても第2次世界大戦で損害を被った理由が全て当てはまる。夏休み中に1冊くらい戦争について書かれた本を読むか、2～3時間でいいから『ミッドウェー』や『ガダルカナル』『インパール』など代表的な負け戦をネットで検索して頂きたく。心底アキれる話ばっかりですから。当時の大本営の区素野郎と同じような輩が今の我が国にたっくさんいる。
３)が無いため終わらせ方も解らない。ドイツが無条件降伏した5月7日に日本も負けておけば沖縄戦だって民間人の犠牲を最小限に出来たろう。沖縄が落ちてからは時間の問題だったし、本土への空襲も迎撃する戦闘機が無く3000mという低空から爆弾を落とされる状態。少なくとも広島と長崎への原爆投下は防げた。結果的に日本人を一番殺したのは日本の政府です。
そういったことにならないよう8月15日くらいは考えたい。
<おすすめ記事>
国沢先生がブログ記事「日米地位協定は日本国憲法の上位。占領下と全く同じですワな（15日）」をお書きになったと5年前とほぼ同じ状況が続いていて、日本人の大半は平和ボケしたままですね。
政府・自民党は改憲に躍起になっているようですが、変えるべきは憲法ではなく、日米地位協定であり、日米合同委員会と一部の売国官僚（と政治家もか）が日本を食い物にしている現状ですよね。
最近、米国のペロシ下院議長など有力政治家が訪台し中国を刺激しまくってますが、中台間で紛争が起きれば日本にも火の粉が飛んでくる（というか、宗主国の盾にされる？）ことは避けられないと危惧しています。
東電の原発事故の教訓もどこへやら、「去る者は日々に疎し」と言わんばかり。悪しき前例のせいで、今後どこの原発が過酷事故を起こしても、また誰も責任取らないでしょう。
本当に官僚と政治家が区素野郎のバカばかりで困ります。
ちなみに私は既にセミリタイヤしているのですが、以前取材で資エネ庁の現長官（当時は自動車課・課長）にお会いして色々と話を聞いたことがあります。
確かに彼からは頭のキレを感じましたが、経産省など霞が関官僚は現場をほとんど知らない（言わば頭でっかち）ですよね。恐らく、上述の現長官はEVに乗ったことも、太陽光発電パネルやエネファームを使ったこともないと思います。
ロシアによるウクライナ侵攻を目の当たりにして、やはり戦争は悲惨な未来しかないなと日々思っています。
1）2）3）をロシアに当てはめると生きた教科書となり、80年近く経った大日本帝国軍のやらかしも生々しく感じます。
封建制から国民議会制に移行したて中であり、産業革命を150年以上前に済ませている欧米列強に比べて農業と繊維業くらいしか産業がなく、それなのに身の丈に合わない軍隊を持って「前へ前へ」邁進する…農業とエネルギーが主な産業の某ロシアと驚くほど共通する部分があります。
大日本帝国はミッドウェイ海戦で確定的な敗走路線に転落していった訳で、もっと遡れば太平洋戦争開戦自体が無謀ともいえるのですが、欧米もエネルギーや資源の輸入に外圧で制限を掛けたり割と執拗に日本側の堪忍袋の緒を切りにいっています。
キレた日本を敗戦に追い込む戦略は結果的に成功するのですが、予想外の抵抗にあって一番慄いたのもアメリカだったと云われています。
大勢が決まりつつも、撃つ弾薬が尽きても諦めず、自爆攻撃も辞さない。クレイジーであると。
キリスト教は自殺を教義で禁じており、自爆テロは即地獄行きの禁忌で理解できない行為です。
ドイツは無条件降伏した、しかしそれより執拗に叩いたはずの日本がまだ降伏しない、何故だと。
内幕は軍や国民に徹底抗戦を強要しつつ、降伏の決断を下せなかった大本営の麻痺が創り出した「死をも怖がらないゾンビのような総国民軍」だった訳ですが。
広島と長崎に原爆投下されてしまったのも、さすがにゾンビに軍艦は作れまいという半ば恐怖心からという面も否めない。
長崎には教会も多数あり、宗教的には同志と呼べたかもしれない人たち諸共一般人を巻き込んで葬っています。
日本側からすれば降伏の決断ができないまま長崎の原爆投下で万事休す。
詰将棋に例えるのも場違いかもしれませんが、最後の王手まで負けを宣言する決断ができずといった形。
はっきり言ってヘボだったかと。
負けたら首脳部の首は物理的にも離れるので、そこは「死兵」とは程遠かったといえばそうだったのかも。
進駐軍が徹底して一般国民に「トモダチ作戦」だったのは、国民が死兵になる恐怖からという側面も考えられ、アメリカ合衆国憲法と全く違った形の非戦を掲げる憲法を定めたのも根っこはその辺りからかもしれないと思っています。
ドラマの話ですが「天皇の料理番」で主人公の秋山匿蔵が進駐軍を呼んで皇室主催の歓迎会をやるのですが、憎いはずのGHQを心から持て成す目的は天皇陛下のA級戦犯入りを阻止する為。
その為には身体を張って池に飛び込んで鴨を獲るような、いわばドジョウ掬いのようなことさえする。
「日本人は何と愚かなのか」と嗤うGHQ将校。
「喜んでいただけて私も嬉しいです」と笑い者を演じながらも「私はいくらでも笑っていただいて結構なのですが」
「それに免じてどうか陛下だけはお赦しいただきたい」
「それは私のみならず日本国民の願いとお思い下さい」
「陛下は我々日本国民全員の父親であります」
「父親の無事を願わない子はこの日本にはおりません」
「もしそのささやかな願いが叶わないならば」
「我々は最後の一人が力尽きるまで、親の敵（かたき）としてあなた方の最後の一人が倒れるまで死兵となって戦うとお覚悟下さい」
フィクションではあると思いますが、現実に昭和天皇は赦されています。
話が散らかりまた長くなり申し訳ございません。
私は奪ったり破壊したりといったことしか起こらない戦争というのは嫌いです。
他国が決めた憲法だから改憲だというのはおかしなこと。
遥か昔に決めたのだから古すぎるというのも真理を突いていない。
プレゼントされた「貰いもの」だったとしても、戦争を回避した上で競い磨き合う「切磋琢磨」できるなら最高じゃないですか。
年に一回は自分の気持ちを棚卸ししています。
要するに全てにおいて「ビジョン」がないんですよね。
また、各官僚の主である大臣が「非・専門家」というのは
どの分野にしても痛すぎます。
これは「要件」を定めて一定以上の知見がある人から
選ぶようにしないといけないと思います。
暇にまかせて、一年前の優れた分析論考を拝見致しました。
やはり、近代日本は中国がネックなんですね。
中国大陸で泥沼の大戦闘となり、引くに引けずに米国との全面戦争へと突入した。
中国大陸は国土面積が日本の約２５倍、人口は１０倍以上。
まともに相手になる相手じゃない。
ただし市場として見れば、すぐ隣にある宝の山々です。
米国と比較しても人口は４倍以上ある。米国の４つ分です。
だから米国は賢い、米中２国間交渉で良いとこ総取り❗
反中反中と触れ回り、自分はちゃっかり、ボロ儲けしてます。
日本も中国と仲良くするふりをして、ちゃっかり稼ぎ、中国を手玉に取るぐらいズル賢いと良いのだが。
米国を怒らせない範囲でね。
でももう無理、米軍列島の日本は日中共倒れでもして、米国の世界覇権に尽くすしかありませんよね❗