救急車に道を譲る

ここにきて日本人の運転パターンが大きく変わると同時に技量も落ちてきたな、とシミジミ感じる。一番の「う〜ん!」は救急
車の避け方。明らかにヘタになった。と言うか、譲り方を知らないのか、譲る気がないのか、無視を決め込む輩も目立つ。例えば対向車線まで渋滞している区間の赤信号で先頭に居たとしよう。

後ろに救急車が接近したと思って欲しい。ここで優先なのは赤信号を守ることで無く、急を要する救急車を先に行かすこと。停止線を越えて前に動かないと後続車だって避けられない。なのに2〜3台後ろまで救急車が迫ってきても動かないヤツを多く見かける。どうや
ら韓国もそうらしい。欧米は見事に譲ります。

譲らないヤツが多いと嘆く韓国の記事

信号の右折などもそう。「クルマに乗っている人は基本的に粗暴で急加速する」という前提なんだろう。「ふんわりアクセル」なんてオタンコな啓蒙をしている輩がまだいるけれど、今や元気良い人は少数派。先日もメガ・ウェブのライドワンコースでエコラン大会をやったところ、皆さんユックリ加速すればいいと思っているらしい。

結果、酷い燃費が続出。こらアカンと、スズキとダイハツは広報の人が助手席に座って「一定の速度までキチンと加速してください」とコーチ。すると20km/Lを少し超えるくらいだった燃費が30km/L前後まで伸びた。ちなみに私は普通に走って35km/L程度でございです。ふんわりアクセルは粗暴車向けの標語。

キッチリ加速すれば10台曲がれる右折矢印も、ふんわりアクセルをやられたら5台になってしまう。道交法の理念である
「交通の安全と円滑な流れ」のウチ、安全ばかり重視される時代になっちゃいました。ヘタクソなドライバーばかりの国になっちゃうのだろうか。そういった時代でも楽しめるクルマ作りを考えるべきかも。

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