数日前半ば冗談で書いた「さらばスバルよ」ながら、本格的に厳しい?

スバルが2025年までを見据えた「技術ミーティング」を開催した。私は先約取材あり出席出来なかったのだけれど、当日のプレゼン資料を見てウナりました! 62枚の資料スライドの中で現在最も重要だと思われる「環境技術」はたった1枚! しかも「フォレスターとアセントはアメリカで販売されているSUVの中で最も燃費良い」というイメージを持つ。

上の表に出ているフォレスターのアメリカ仕様の燃費は、最近指標として使われなくなったハイウエイだけのモード。総合燃費を(EPA Fuel Economy, combined/city/highway)調べてみると11km/Lだ。RAV4やCR-Vの場合10,6km/Lだから、間違いなくフォレスターの勝ち。ただRAV4にはハイブリッドもあり17,3km/Lとなる。もはや次世代パワーユニットへの交代時期だ。

私は別件取材でした~

日本では2020年にJC08での企業平均燃費20,3km/Lという数値が決まっており、ヨーロッパも2021年に23km/Lとなっている。だからこそヨーロッパ勢は48V系のマイルドハイブリッドをディーゼル車にまで全採用し始めた(例えばBMW320dも今年から全てマイルドハイブリッドになる)。スバルのプレゼンを見るとアメリカだけ取り上げてます。

スバル、日本の規制はシランプリ確定ですね

そんなアメリカは2025年が次の規制開始だし、トランプ大統領が再選されたら緩くなる可能性大。技術ミーティングで紹介された上の『CO2削減のためのロードマップ』見ると、アメリカで次の燃費規制が始まるかもしれない2025年に向け準備していることも解ります。つまりアメリカに軸足を置くメーカーになりますよ、という宣言のようなもの。超寂しいですね。

スバル最後の純エンジン車のスポーツモデルになる

先約の取材にはWRX S4を使ったのだけれど、佳き時代のスバルの楽しさがキッチリ詰まっている。300馬力はステキだ! さすがに日本車TOPの自動ブレーキ性能でこそ無くなったものの、スポーツモデルだから希少。WRX S4もいつ絶版になるか解らないため(レヴォーグのモデルチェンジ時に絶版か?)、買うなら夏くらいまでにオーダーしたいところ。良いクルマです!

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