新井プロジェクトリーダー

なんだか私は新井プロジェクトリーダーの批評家のように思われているらしい。鈴鹿のスーパーフォーミュラーに行ったら、いろんな人から話を聞かれた。聞く人の多くは「どんな人なんでしょうか?」や「あんなに酷いことを書いて大丈夫なのか?」等々。皆さん情報を知りたいようなのだ。興味深いことに聞かれるだけで無く、知らなかった事情を教えてくれる人も多い。

以下、新井PLの悪口でも個人攻撃でもありません。そもそも面識無いため、嫌う理由もないです。どんな状況になっているのか最新情報を含め紹介したい。まず最初に御仁がメディアに対しどう思っているのかと言えば「何も解らないのに批判している」と考えているという。公の場で私の名前が名指しで出るようなことはないようだけれど、相当不愉快らしい。そらそうだ。逆の立場なら私だって怒る。

また、基本的に気に入らない取材は受けないとのこと。新井PLに近い場所に居る人に「私がインタビューしたいと依頼したら受けてくれるでしょうか?」と聞いたら即座に「無理でしょう」。比較的仲の良いメディアがおり、そういった場では上機嫌だという。これも容易に予想できること。新井PLに対する厳しいインタビュー記事、未だ一度も見たこと無し。

したがってメディアから叩かれて凹んでいるかなれば、全然平気とか。関係筋によると「間違ってるのはメディアであり、自分が一番正しいと思っているようです」。地動説の人らしい。皆さん口を揃えて「思ったことは遠慮無く書いてください。ここまできたら新井PLの件も含めてホンダF1の現状なんです」。考えてみればその通り。というか、歴史を作り続けていると思う。

一方、直接的な”被害”を受けてる社内からの不満は爆発寸前という。そらそうだ。多くのホンダ社員が「ホンダのイメージを落とし続けている。F1の立て直しから始めるべきです。ところが今でも社内に新井PLを押す人もいるんです」。誰とは書かない。直接聞いたワケじゃないからだ。ただ擁護してる人の社内的なポジションは相当高いので、今の体制のまんまなのだった。

容易に想像出来る通り、OBがそろそろ爆発寸前だ。「頑張っているからやらせようと言ってる人も居るけれど、仲良しクラブじゃないんだからとんでもない。OB有志で徒党を組んで直訴に行く!」という人に先日たっぷり話を聞きました。まぁそうでしょうね。本田宗一郎さんならとっくに決着付けているだろう。ここにきて「来シーズンは違う体勢になるかもしれません」という声も出始めた。

明るいニュースは、優れた人材を続々投入している点。ホンダにとって撤退を想定した戦いじゃないようだ。実際、上に追いつかないだけで内容は徐々に良くなっているように見えます。なにかキッカケさえあれば、グンと伸びるような気がしてならない。というか、前に進んでいるのがハッキリ解れば雰囲気もイケイケになる。このあたり、野球やサッカーの試合と一緒。

国沢光宏はどう思うか。モータースポーツって相対評価。努力しても負ければ意味なし。なのに「努力しているのだから良い」と考える絶対評価の人がやっている。このギャップは大きい。今後どうなるかも全く読めず。少なくとも今のままやったら厳しいと考えます。新しい動き出たら真っ先にレポートしたいと思う。何だか一度会ってF1以外でいいから話を聞いてみたくなりました。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ