新型WRX、アメリカで先行発表! 2400ccターボで日本仕様は275馬力/375Nmか?
アメリカで新型WRXが先行発表された。詳細を紹介したい。車体の基本骨格は販売を停止した先代WRX S4と同等、レヴォーグの兄弟車になる。つまり先代は先代レヴォーグ。新型で現行レヴォーグベースになるということ。したがってレヴォーグと同じ素敵なデュアルピニオン式のステアリングや、ザックスのダンパーなどが採用されることは間違いなし!
興味深いことに北米スバルのプロモーションを見るとWRCを全面に打ち出している! アメリカってWRCの認知度高かったっけ? とも思うけれど、動画の始まりからして子供がソルベルグの鷹の目インプレッサWRXです。動画見ると「かつての佳きスバル」を堪能出来る。WRCからアメリカのラリーシーンに移るところで少し盛り上がるのは御愛嬌か。
そんな未練あるならトットとWRCに戻ってくればいいのに、と思う。閑話休題。日本仕様のスペックを見ると全幅がアメリカ仕様より25mm狭いようだけれど、おそらく後付け風の樹脂フェンダーの形状違いだと思う。アメリカ仕様、SUV人気も囲い込みたいのか、少しばかり悪路イメージに振っている。日本仕様を見たワケじゃないけれど、こんなのは不要。
エンジンはFA24型2400ccターボ。日本仕様のスペックについちゃ275馬力/375Nmとなるようだ。先代WRX S4の300馬力/400Nmより低い。FA24、ブロックの強度がFA20より低いんだと思う。EJ20とEJ25の差みたいなモンだ。アメリカ仕様は6速MT+ビスカスLSDセンターデフもラインナップされるが、日本は自動ブレーキ義務化の関係で改良型CVT+レヴォーグと同じVTDのみ。
昔から「排気量アップに勝るチューニング無し」と言われてきた通り、低中速トルクが太いエンジン特性になっているだろうから、ヨーイドンしたら先代より速いかもしれない。ただ先代WRX S4に乗っているいる人はガッカリしないでいい。FA20ターボのエンジンフィール、とてもスポーティです。そうそう。このエンジン、レヴォーグにも搭載される。
2025年11月以降は継続生産車を含め全ての新車に自動ブレーキが義務づけとなる。その時点で相応の販売台数をキープ出来ていれば新型WRX S4の6MTも追加されることだろう。来年の販売状況を見て「6MTを作っても売れないな」みたいな判断になると、日本では6MTをラインアップしない可能性あります。ちなみにBRZはトヨタが前向きのため、自動ブレーキ付けて6MTを売るだろう。
インテリアは”まんまレヴォーグ”と思っていい。スポーツモデルとして考えたら少しばかり物足りない? また、2400cターボということから、高い競争力を持ちながら出場可能な国際格式の競技ジャンルは存在しない。ニュル24時間も2400ccターボクラスになると厳しい。いずれにしろ武闘派のWRXは先代モデルで終了した。持っている人は大切にして欲しい。
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