新手の中古車距離計巻き戻し発覚

朝日新聞デジタルが中古車の走行距離不正のニュースを取り上げている。現在は車検の度に走行距離を確認され、そいつが車検証に記載されます。これでいわゆるメーターの巻き戻しは出来ないことになり、結果、走行10万kmを超える中古車の下取り値もイッキに落ちることとなった。まぁ中古車買う方からすれば納得ですけど。

しかし! 業者もアタマ使う。まずメーター巻き戻す(中古メーターに変える場合も)。すると車検時に前回車検の走行距離と巻き戻した走行距離が併記される。メーター壊れることだってあるから仕方ないワな。その後、一時使用停止届け出し、車検証を返納。さらに車検を取り直すと、巻き戻し前の走行距離が記録から消えるそうな。

それ以外も、1回目の車検の前に6万km走ってメーター交換や巻き戻しして5千kmにすれば、1回目の車検時に5千kmという記録が残る。2回目の車検時にさらに5万km走っても、メーター上は5万5千km。査定の時に距離減点されずに済むという寸法。5年で11万km走っていたら、メーター巻き戻し料金より大きい減額を喰います。

大阪府警は業者を摘発すると共に、国交省に対し対応を依頼したという。ちなみに今回の件、ネットオークションで実車を見ずに買っている。やはり中古車はムカシながらの方法で実車をチェックするのが基本かと。タイヤの製造年月や、ブレーキペダルのゴムの減り具合、記録簿などをキッチリと調べた方が良いと思う。

ちなみに新車販売の低迷と、一台のクルマに長く乗るようになったため、高年式の中古車がドンドン少なくなっている。走行10万kmという売り物もザラ。一方、クルマの耐久性は向上しており、一昔前の10万kmと今の20万kmで同じくらいのコンディションになった。ただ走行距離増えると程度の大きなバラ付き出てくる。これも実車で確認を。

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