新生日産を考える。ディーラーの赤字要因になっている営業部門は基本的に不要かと
日産の新しい姿を考えている。開発体制の刷新と同じくらい、ディーラーの見直しが必要だ。考えて頂きたい。日産に限らず、今や整備部門は完全なオーバーキャパシティになっている。点検ばかりか故障すら予約しなければならない。当然ながら整備部門は黒字だ。日産のディーラーを見れば解るけれど、広い店内は閑古鳥。整備部門フル稼働。営業の赤字を整備部門で補っているイメージです。
日産を作り替えるのならディーラーの営業部門はカットでいい。実際、営業担当居ても役に立たない。クルマの整備で引き取りに来てくれるワケじゃなく、購入時だって値引き対応に代表される素敵な条件も出してこない。商品に対する知識すら不足している。だったらAI対応で十分です。商品知識はネットのAIで済ませる。自宅にPCなど無い人は、店頭に来て貰い高機能PCで対応すればよい。
ディーラーには有人対応を望む人のため自動車評論家のような自動車全般に詳しいコンショルジュを配しておき、様々な質問に答えられるようにしておく。商談はAIで全く問題無し。値引き対応の商談だってAIがこなせる。車庫証明などはユーザーがやってもいいし、専門業者と契約し外注。整備フロントもAIで済む。整備部門だけにすることで全国のディーラーは全て黒字化が可能だと思う。
AI営業さんは10人くらいから選べるようにしておく
そして整備部門が直接ユーザーと対面し、AIによる「問診」で大ざっぱな状況を掴み、さらに内容を詰めていく。ユーザーは自分のクルマを診てくれる人から話を聞くことで安心感を持てることだろう。整備部門がクルマの説明をして販売したっていい。さらなるメリットは車両価格を下げられること。営業部門無くなればディーラーマージンを大幅に抑えられる=車両価格を引き下げられます。
具体的に書くと、15%のディーラーマージン乗せている車両でいえば、希望小売価格を10%低くすればいい。消費税抜きの車両価格と同じ。フェアレディなんか500万円を切る! そうすることで今の日産の「他のメーカーより割高な車両価格」も競争力を持てる。こういった抜本的な改革、普通だと出来ない。でも会社再生法の適用となれば思い切った改革が可能。
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某通販大手サイト関連企業のリサーチ会社からセミナーの案内がありました。
基調講演の1つが話題の自動車メーカー女性執行役副社長、講演タイトルが「大手メーカーの経営層からみたマーケティング・リサーチ業界の今後について」との事。
大いに笑わせて貰ったのと、この人はどこ向いて仕事してるんだろう?と思いました。
>「大手メーカーの経営層からみたマーケティング・リサーチ業界の今後について」との事。
笑ってしまいました。
特に、”今後について”って…
確かにディーラーの営業職は不要とも思えますね。
メカニックの養成と確保は必須ですが、最近の大手自動車メーカーの販売店は、マツダを除いて概ね週休2日になりつつありますね。トヨタなんて週休3日の週がありましたが、受注停止もよし悪し。修理に出そうにも3日もやすまれちゃうといざという時に出せませんね。
あと日産は国内軽視と言われ続けているんだったら、海外専売車でもどんどん売れば、意外と儲けられるんじゃないですかね。インフィニティを日産系とは別にレクサスのように専売店なんか設けないで、普通の日産店でインフィニティのクルマを売る。日産でもパトロール/アルマーダとか、欧州ほぼ専売のジュークを入れるとか。
もうちょっと柔軟に商品を入れて、売れそうなものはとっとと売る。
基本的には国沢さんの意見に賛成です。それでも、わたしは営業に人間は必要だと思います。わたしは、そういう営業の方たちとお話をするのが大好きなのです笑。直に人間と話をする。これほど楽しいことは、ないです。モニター越しに会話するのとは違う何かが得られるような気がして。でもAIなどの機械の方向に進んでいくんでしょうね。何かさみしい気がします。
AI営業マンいいですね。
販売価格はいまのまま、『自動車整備士の待遇向上』に一部費用当てると、自動車に関わりたい!という技術系人材も増えそうですね。
あとは既存営業マン達の活躍場所も少し考えたいですね。
テスラみたいにWebで売ればいいですね。値段も受給をダイナミックに反映できる。