日本の自動車メーカー、揃って好調です!

このところ自動車メーカーは絶好調である! 日本市場のみドタバタしているメーカーがあるけれど、アメリカやヨーロッパの景況悪くなく、新興国も大きな課題無し。さらに為替レートが良いあたりで安定しているため、申し分のない状況といってよかろう。ちなみに下の数字は各社の経常利益。左が2017年3月期。右は2018年3月期の予想だ。三菱自動車も急回復中です。

トヨタ=1兆9943億円 2兆円 36,4%/31,9%

日産=8647億円 未公表 50,5%/18,5%

ホンダ=8407億円 7450億円 54,4%/15,1%

スバル=3943億円 3820億円 65,9%/19,6%

スズキ=2866億円 3200億円 32,1%/32,7%

マツダ=1395億円 1630億円 24,7%/18,3%

三菱自動車=89億円 790億円 15,6%/15,6%

そんなことから、オートサロンも賑やかでしたね~! トヨタとホンダが存在感あった、と紹介したけれど、スズキとダイハツも今までに無く積極的。順調な時に新しいことを始めたり、積極的な投資をしなければ先細りになってしまう。スズキやダイハツも「何かやろう!」と考え始めた、ということだと思う。スズキ、今年はモータースポーツにもカムバックするそうな。

金額の次の数字は全ての売り上げ金額のウチ、アメリカが占める割合(2017年3月期)。こうやってみるとトヨタは案外アメリカ頼みじゃ無いと解る。スバルの突出ぶりも目立ちます。スズキの場合、アメリカから撤退したため(二輪と船外機は除く)、インドが海外での稼ぎ頭となっている。また、マツダは案外アメリカ市場で苦戦気味。逆に延びる余地あるということです。

興味深いのが最後の数字。これ、日本市場の売り上げです。軽自動車をたくさん売っているスズキの32,7%は当然として、トヨタの31,9%に驚く。日本市場なんかタイしたことない、と思われているものの、2兆円の経常利益を出してるトヨタの地盤は日本なのだった。日産やホンダ、スバル、マツダあたり、も少し日本市場を大切にしたら好調になるんじゃなかろうか。

オートサロンでショッパかったメーカーを見ると、やっぱり日本市場に対し熱意ないのね、と思う。参考までに書いておくと、現在ダカールラリーが南米で行われている。ステージ7終了時点で1位プジョー。そして2位~4位までトヨタ・ハイラックス! このカテゴリーならF1やWECほど予算必要じゃ無いし、マツダや三菱もハイラックスのライバルを作ってます。なぜ出ない?

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